警視庁文書捜査官シリーズの第十作。

千代田区の文学博物館の敷地内で発見された青い封筒。中には奇妙な文書と写真が。文章から誘拐を想像させる文章があり、ひそかに捜査されることになる。

誘拐事件のエキスパートであるSITが中心となり、所轄と、警視庁文書解読班と、新設の情報分析班が加わる。しかし、文書の解読はなかなか進まなかったものの、文書解読班の八代と夏目が足を使った捜査でヒントを見つけ、どうやら七年前に失踪した女子大生に関わる事件だとわかる。

その後の展開は、どうやら女子大生失踪に関わった男たちを私的に断罪することを、犯人が狙っているらしい。同時に失踪の捜査に力を尽くさなかった警察への恨みから、警察に挑戦するかのような謎を出して、からかうのが目的だった。

犯人の復讐劇は結局二つの殺人事件を引き起こし、警察には止められなかった。

目的を終えた犯人が自殺するのをどうにか引き留め、逮捕することで終わる。

八代と夏目の足の捜査と鳴海のひらめきにより、これまで事件解決に貢献してきた文書班だが、新たなライバルが現れた。ネット上のデータを分析することで、解決に貢献しようとする情報分析班。今後の二班の確執は、勝負はどうなるのかな?