内田康夫財団事務局が作った浅見光彦シリーズの姉妹作とも言える、お手伝いの須美ちゃんが探偵役を勤めるシリーズの第三作で、初の長編。
前二作では、須美ちゃんは近所の商店街や浅見家の家族にまつわる謎解きに挑んだが、今回は長野県の軽井沢が舞台。
内田康夫が住んだ町、軽井沢が舞台。
商店街でもらったチラシにかかれたクイズに挑戦して、見事正解した須美ちゃんが、当選商品のバス旅行に参加して、軽井沢へ。同伴するのは、チラシを持ってきた花屋の育代さん。
軽井沢に向かうバスでは新たなクイズが出され、乗客たちは謎解きにチャレンジすることになる。
そして、そのクイズはバスの添乗員である光羽の亡き母の残したクイズだった。彼女の母親は、パズル作家だった。彼女を生んだ直後亡くなった母親。祖父に結婚を許されなかった父親がどこの誰かも、彼女は知らされていなかった。
彼女は、もしかしたら唯一回答がかかれていない、このクイズに、父親の正体が隠されていないかと思っていた。
そんな内訳話を聞かされた須美ちゃんは、今回も坊っちゃんの光彦によるヒントをもとに、鮮やかに謎を解き明かし、光羽の両親のことも鮮やかに解き明かす。