警察小説は嫌いではないが、公安とか政治がらみの話は、好きではないから、あまり読まないの他が、これは結局最後まで読まされてしまった。

発端は渋谷のラブホテルで見つかった高齢の男性の遺体。性交死と思われた男の身元は、近くの介護ホームに暮らす、元校長の藤村とわかる。そして、防犯カメラの映像から制服姿の少女が相手だとわかる。数日後警察で事情聴取を受けたのは、カリスマ美人女子高生神子。彼女のファンだと思われる若者が警察署に集まり、警察は不安を抱く。

警察上層部は二人の関係などに神経を尖らせ、異常な捜査体制をとる。

以前、警視庁の警護課でSPをしていた高瀬は、上司に逆らい、所轄の渋谷署の知能犯相手の刑事に異動していた。

そんな高瀬が、かつての上司からの指示で、この女子高生が関わる事件の捜査本部に駆り出される。公安特殊課が牛耳る捜査本部。

はじめは公安らしく、なんの説明もなく、指示のまま捜査をしていた高瀬。上層部が恐れているのは何か?

ハロウィーンで渋谷に集まる仮装の若者たち。カリスマを利用することで、騒動にすることも可能だと危惧する警察。

果たして、高瀬たちが直面した事態とは何だったのか?

その結末はいかに?


藤村と同じホームに暮らす仙人と呼ばれる老人のヒントにより、事件解決に導かれた高瀬。この二人の会話とかやり取りが、なんかよかった。