続編の「増山超能力師事務所大戦争」も、引き続き読了。

超能力が科学的に認められ、社会に知られるようになった近未来社会。

とはいえ、超能力は、やはり特殊な能力で、国家により試験によって認定される特殊技能であった。

そんな超能力師を集めて、探偵業を営む事務所が舞台の話。

一作目では、普通の探偵物語のような展開で、超能力を使った事件簿が描かれる。

続編では、超能力の正体と思われる宇宙由来の物質を測定する機械を開発する男性が行方不明になり、心配した奥さんから行方探索の依頼が、事務所に来る。

行方不明の男性とは顔見知りだった所長増山が調査に乗り出すものの、ヤバイことになる。開発中の機械は産業スパイや外国の暗黒街からも狙われるもの。

新作が出て、工場から持ち帰る途中で三台のうち一台だけが盗まれる。

そして開発員は、それを利用した脅しをうけ、ついにはさらわれてしまう。

その機械を使えば、一時的に超能力が使えない状態となり、探偵活動もできなくなる。さらに、探偵員たちまでもが狙われることになり、危機を迎える。

彼らが狙っていたのは実は、開発者が過去に研究を取り止めた、ある研究の詳細を知ることだったが。なぜか、関係者たちのそれに関する記憶だけが、隠蔽されてしまい、本人にも思い出せなくなる。

やがて、事務所員総出で罠を仕掛け、スパイは捕まり、公安に引き渡されたものの、実は記憶を隠蔽した第三者が浮かび上がり、増山所長は、その人物に思い当たる。面会を求めて会った恩師とも言える先輩の弁解を聞き、納得はできなかったものの、彼もまた記憶を隠蔽されてしまう。

その研究が公になれば、超能力者に対する社会の不安を煽り、魔女がりが始まるのを憂えての恩師の処置だった。