久しぶりにまた、金庸作品を読み始めた。

漢民族の北宋王朝が北方にいた女真族の金に滅ぼされ、南方で南宋が始まる時代から、蒙古のジンギスカ―ンが金朝を滅ぼし、元と称する蒙古が南宋を滅ぼすまでの時代。

金朝から逃げ出し、南宋に住まいしていた二人の男、梁山泊の英雄、郭盛の子孫と、名将楊再興の子孫、偶然に全真教の指導者、長春子と知り合い、二人の妻が身重と知り、やがて生まれてくる二人の赤ん坊に、郭靖、楊康と名前をつけ、同じ短剣を記念に渡す。彼が去ったあと、金軍とそれに追従した南宋の武官により、夫たちは不幸にも殺された。二人の妻は共に身重だったが、金の王子と武官にさらわれてしまう。

宋が金に滅ぼされた靖康元年から名付けられた二人の子供たちが、どのような生い立ちをし、再会するのかを描いた作品。

第一巻の副題は、砂漠の覇者ジンギスカーン。

宋の武官さらわれた妻は、金軍に拉致され、さらには蒙古に至り、落ち着く。いまだ部族長でしかなかったテムジンの庇護のもとで成長する郭盛。武人のかけにより、江南七怪に武術を教えられた郭盛。一見愚鈍でなかなか才能は表には現れないものの、たまたま全真教の教主に内攻を教えられ、進歩する。

十八年後に再会し、長春子に教えられた楊康と、江南七怪に教えられた郭盛により、試合を行わせることで、決着をつけようという賭け。

テムジンがジンギスカーンになった頃、郭靖は江南に向かう。途中、のちに伴侶となる黄蓉や、楊康に出会う。