時代は明朝末期、北方の清国の侵攻を食い止めるのに功があった袁将軍は、冤罪をこうむり、処刑された。

その遺児、承志が、主人公。父親の志を受け継ぎ、清の侵略と腐敗した明王朝を建て直すため生きる承志。

父親の部下たちにより、幼年期を育てられ、武術の手解きもうける。

崋山派の総帥である武芸の大家穆人清に弟子入りを許され、一人前の達人となる。さらに、偶然見つけた金蛇郎君の残した武術書をも一人修行して、達人となる。

崋山派が推す反乱軍の首領李自成を助けるべく活躍する。奪われた軍資金を取り戻すべく、海賊集団や盗賊集団と対峙し、あるいは美少女とも知り合う。

清の皇帝ホンタイジ暗殺しようとしたり、明の皇帝崇禎を親の敵として狙うも、果たせなかったものの、ホンタイジは弟のドルゴンにより暗殺され、崇禎は、李自成が、北京入場を果たしたあと自害し、明朝は滅亡する。

やっと平和になると期待していた承志は、李自成らの横暴なふるまいに、落胆し、最後は平和な南洋の国へと旅立つ。