最近、ユーチューブで、中国のカンフー映画にはまっている。

金庸の武俠小説は多くが、今は映画化されていて、この作品もユーチューブで最近見ていたから、筋を追うのは割合楽だった。

西暦1080年代始め頃の中国が舞台。

中国の王朝は宋。その北にはモンゴル系の遼があり、西北にはタングート族の大夏、西方のチベットには吐蕃があり、西南の雲南地域の西部にあった国が大理国だった。

第一巻の主人公は、大理国の王子、段誉。正義感があり、勇気もあり、仏教と儒学に秀でていたものの、武術の名家に生まれながら、武術は全くできない。そんな武術嫌いな段誉が、好奇心から武術界の紛争に巻き込まれていき、偶然に武術も上達し、義兄弟をもち、波瀾万丈の活躍をするようだ。現在は大理国が舞台だが、やがて中国大陸にある五か国に移動して、物語は展開していくようだ。

段誉をめぐる男女関係の展開もあり、楽しめそうだ。