「凍える牙」に登場した女刑事音道貴子とベテラン刑事滝沢保のコンビが復活し、ある事件に立ち向かう。
音道は警視庁機動捜査隊から所轄の隅田東署で、相棒の沖縄出身の刑事玉城と、日本家屋解体現場で発見された白骨遺体の捜査をしていた。家屋の持ち主の老人今川から、借り主などについて聞き出そうとしたものの、あいにく今川は痴ほう症で、老人施設に入居していた。たまに正気にかえることもあるが、なかなか証言を得られないままだった。
そんなときに、今川老人が公園で撲殺される。捜査本部が立ち上げられ、近隣署に応援要請が出され、現れたのが、隣の所轄から来た滝沢刑事。
かくして、二人はコンビとなる。
今川が入居していた施設への聞き込みを担当することになった二人は、やがて、今川ともめていた従業員広士が気になる。彼の過去を調べてみると意外なことがわかる。幼い頃、アパートの部屋で父と姉と共に刺されて、死にかけたことがあるという。そして、身重だった母親が行方不明になっていた。
以来、一人生き残った彼は、事件のことを思い出すこともなく、祖父母に育てられたものの、十代にはやんちゃして、少年院を何度も出入りしていたらしい。
二十歳の頃の裁判で、祖父の証言から両親や姉のことをはじめて知り、以後改心したらしい。
今川老人の犯人の手がかりがつかめぬまま、膠着状態だった捜査本部に新たな切り口を見つけたのは音道だった。
白骨遺体は男女二体と女の腹辺りで見つかった赤ん坊。
もしかして、その女性が広士の母親ではないか?本部に告げずに、ひそかに、DNA鑑定をした音道と滝沢は、その可能性が高いという結果を得て、本部に報告。
二十数年前の事件の洗い直しが、本部の多人数で行われることで、次第に真実に迫っていくことになる。
恋人が目の難病であることがわかり、海外へいってしまい、やきもきする音道。
腹具合が悪く、夏の炎天下を歩き回った滝沢はついに倒れ、診察を受けることに。
この二人が登場する短編集がでている。読もうかどうしようか、迷ってる。