作家、古本屋、同人誌の主幹、編集者などのミステリー好きな仲間が集まるカフェが荻窪にある。コージーミステリーと呼ばれるミステリーが好きで、ミステリー談義に花を咲かせる。そして、メンバーとかゲストが持ち出す、ちょっとした謎解きを楽しんでいる。各人が持ち出す解決はどれもが不完全で納得できないが、最後に店長の茶畑さんが、解き明かして、無事解決する。
元一流のホテルマンだったという店長は、さる屋敷の家令だったとも噂される五十代半ば、最初は遠慮しながらもメンバーが繰り広げる謎解きを聞きながら、違ったアプローチで見事な解決策を提示する。安楽椅子探偵。
夜中に訪れた酒場が見つからない、消えたみたいと嘆くメンバー。アリバイが証明できなくて、殺人罪の疑いを晴らせない。
引き出しに入れておいた封筒に入ったお金がなぜか増えていた?いったい誰が?はなぜ?
姉がなぜか知り合いに送った喪中欠礼状。誰も死んでいないのに、なぜ姉はそんなものを出したのか?
漫画家の助手がアレルギー反応をおこし、病院で手当てを受けた。気を付けていたはずなのに、どこでアレルギーの元を口にしたのか?
年老いた父親が可愛がっていた愛犬が毒殺された。犯人は家族の中にしかいないようだが、果たして誰だったのか?
留守番をして妹の面倒を見ていた男児がなぜ好きなロボットを壊したのか?
画家のコレクターでもある郷土史家が最近若い大学生に立て続けに、郷土史の講義を頼まれた。それは何が目的だったのか?
七つの謎解きに挑む店長の名推理を描いた作品。