東大卒で、厚生労働省のキャリア官僚、真波莉子。実は、ミスター・パーフェクトといわれる、現職総理大臣の隠し子で、そのブレインといわれる彼女。その活躍を描いた作品。

最初は、与党の総理とは別派閥の大臣が発した女性蔑視発言の炎上を止める話。その派閥のボスの逆襲にあい、生まれの秘密がばれそうになり、官僚を辞職する。

第二に挑んだのは、ファミレスのワースト店の建て直し。

第三は、航空会社の客室乗務員のセカンドキャリアをどうするかという問題。

第四は赤字経営が続く市立病院の建て直し。

どれも一見無理だと思われた難問を、見事なアイデアと、キャリアとしての人脈の助けを得て、見事成し遂げていく。

痛快だが、憎めないミス・パーフェクト。なかなか面白かった。最初はキャリアの官僚ということで、敬遠したくなったが。

脇役に元警官のSPがいて、離婚し、九歳の娘と暮らしているのが、なんかいいな。