やっと最後まで読めた。
つまらないというよりは、少し馬鹿馬鹿しい気がして、一気に読めなかった。ユーモアミステリーというのは、やはり苦手かな。
社長の鶴の一声で、社運をかけて作られた人型ロボット、パティ。社長のデザインはお世辞にもいいとは言えないが、面と向かって言えるものもなく、出来上がったパティ。背の高さが80センチで、ダサい外見、実用性もあまりないというのに、販売実績を求められる営業の朝香。イケメンだが、パティ愛が半端ない開発部員、伶央。
薬にも毒にもならない性能しかないパティに関して起こる様々な事件を、この二人が解決していくミステリーともいえなくもなく、それはそれで面白いが。
パティがもう少し優秀なら、もう少しのめり込めたかどうかはわからないが。
お騒がせ事件は、失踪事件、外車を傷つけた事件、オレオレ詐欺に荷担した事件、密室内で殺人をした事件の四作。