以前に読んだ「雲の王」の続編。
古来、天気を読む能力に秀でた一族があった。彼らの現代を描いた作品。
戦時中、彼らは軍部により徴用されたり、学者の被験者として働かされた。
そして、その能力のゆえに迫害を受け、やがて、その能力を世間に隠して生きていった。
今作で語られるのは、戦時中からは孫の世代の一族の末裔たる若者たち。
そして、戦時中に、親が徴用されたために、僻地に疎開され、監視されていた、彼らの子女と、新任教師として、彼らと一時期を過ごした老女教師による回想が物語られる。
新たな時代を迎え、能力を持つ末裔たちはどうすればいいのか?能力を隠して、一族を消すか?、あるいは新時代にふさわしい形で、その能力を活かしていくか?