新吉原裏同心シリーズ第三作。
吉原の将来を見つけるために、京都の花街に修業にきた神守幹次郎と汀女。落ちぶれた花街島原の代わりに祇園に住み込む。
その祇園にも暗雲が垂れ込み、いやもおうもなく巻き込まれていく。祇園を取り仕切る七人の旦那衆。その二人が一昨年昨年と暗殺されていて、その下手人を前作で倒した幹次郎。しかし、背後にいるのは禁裏と西国雄藩の薩摩。暗躍が終わるとも思えず、敵の正体と狙いを見極めようとする幹次郎だが、なかなかつかめない。昨年暗殺された旦那には殺されるだけのわけがあったのではないかと推量し、ついに旦那が書き残した文書にたどり着くも、今作では明らかにされず、いまいちもりあがりにかけた今作。
言わば嵐の前の静けさ、あるいは決戦前夜というべきか。

幹次郎が去った江戸の吉原にも暗雲が垂れ込めていた。幹次郎の勘働きに助けられてきた吉原は、残ったものらで頑張るも、いまだ暗中模索。吉原を乗っ取ろうと画策する一味の正体がいまだ判明しない。こちらもスッキリしない。

今回は今一つ面白くなかったが、まあ、仕方ないか。最後の大団円は春まで待つしかないようだ。