シアトルで潰れかけの書店を営むヘイゼルのもとに、養祖父のアイザックが自殺したと連絡がある。同時にアイザックからの手紙も届き、そこには天才数学者だったアイザックが発見したある方程式が、ある一味に狙われていることと、誰にも内緒にある人物に届けてほしいと書かれてあった。
数学者一族の養子になってはいるが、数学が苦手な彼女になぜ託されたのか?
自信がないものの、アイザックの残したものがどこにあるかと素人探偵を始めた彼女は、祖父の秘密の部屋にはたどり着いたものの、パソコンのパスワードがわからず、困惑。近づいてきた会ったことがない従兄弟に気を許したことで、祖父の残したものを奪われてしまうものの、
敵の手に渡ったものは完全な方程式ではなかった。
それは意外なところに残されていた。生前の祖父が彼女に認めていた論理推理力により、ついに彼女はそれを見つけ、祖父の遺言を果たすことになる。
意図的な殺人事件の起こる場所と時間を導き出すという方程式。本当にそんなものがありうるのかどうかはわからないが。
祖父の残したものを狙う一味はアイザックの長男に接触したり、ヘイゼルが心を許しかけた従兄弟をも部下にしていた。
その長男やヘイゼルの実の兄は、闇の部分をもち、それがヘイゼルの探偵に平行して語られ、読みごたえのあるミステリーにしている。