㈱魔法製作所シリーズ最終作。
第一作が出てから十数年、ようやく完結した。その前にすでに他のシリーズも始まっていて、完結しないのかと危ぶんだが。
現代のニューヨークを舞台に、魔法使いが活躍するシリーズ。
テキサスの田舎から出てきて、あり得ないものを街で見かけたケイティ。彼女は魔法に対して免疫をもつ体質で、彼女には一切の魔法がかからない。現代にいきる魔法使いは、魔力で普通の人間には見えないようなベールをかけているのだが、彼女にはすべてが見えてしまった。
そんな彼女の体質に着目し、雇ったのが魔法の社会で、魔法を売買している魔法製作所。
そして、その会社でケイティは、運命の人に出会う。
そんな二人に襲いかかる事件や困難に立ち向かってきた二人が、ついに結ばれることになるのが、今作だが、結婚披露宴が終わるまでに、更なる厄介事がもちあがり、それを解決するまでの顛末が語られる。
一般人には魔法を見せないというのが、現代の魔法界の掟。
それが破られる事件が起こる。ウェディング・ドレスを買いに出かけたケイティの目の前で、ドレスの奪い合いに魔法が使われたとしか思えない現象が起こる。それがきっかけで、次々と起こる魔法を使ったと思われる現象が一般人の目に触れる。犯人は誰か?何が目的か?
気になるケイティは、オーエンの反対を押しきってでもその調査に乗り出していく。一方、オーエンは、魔法協議会から、その出自から、亡き両親が魔法界に引き起こした事件のせいで、疑われる。なぜか、一般人に目撃される魔法使用の現場に、彼がいたためだった。
そこから、犯人の狙いはオーエンをスケープゴートにして、魔法を公開して、莫大な富を得ようとする、ある女性が浮かび上がる。
こうして、大事件が起こるものの、ケイティらの努力で未然に魔法の公開を阻止し、犯人を捕まえる。
それなのに、財力をもとに保釈された犯人は、なんとケイティとオーエンの結婚披露宴で、最後の反撃を企てるものの、ケイティの慧眼で事なきを得て、犯人を逮捕。
披露宴を済ませ、二人だけのスウィートルームに向かう二人で、大団円となる。