長野県諏訪湖にある諏訪大社、そこの奇祭、御柱祭、御頭祭の謎を解明するために、諏訪を訪れた桑原崇と奈々。
そこでは折しも奇妙な連続殺人事件が起こっていた。
現地にすむ友人らと神社などを見て回る桑原たち。古事記の神話から現在の祭にまで連面とつながる、その意味は何か?祭の本質は何だったのか?
出雲の国を天孫降臨により追われ、諏訪に至り、そこに幽閉された諏訪大社の祭神、建御名方神。その神はまた諏訪の土着神を征服した。
祭で山から引き下ろされ、最後には神社にたてられる御柱の正体は何か?神ならば、その運び入れるまでの道中があまりに粗末に扱っているのではないか?
諏訪神社はなぜ四つの宮があるのか?それが別々の方向に向いているのはなぜか?それぞれの関係は?
祭神、建御名方神に征服された地主神が、生け贄にされたことで、恨みにより怨霊となって、祭神を見張るのが御柱だという、着想を得たときに、桑原は千二百年に渡る諏訪の謎を貫くキーワードを得て、諏訪神社にまつわるなぞを一気に解き明かす。
現地に起こった連続殺人も、そのなぞに関係する見立て殺人だった。追い詰められた犯人の自殺による放火により、事件も解決する。