もと警視庁刑事で、今は雑誌の記者で、たまに探偵紛いの仕事をする草平。別居中の妻はもと新聞記者の美人だが、今は毒舌の評論家としてマスコミで有名な知子。その妻が参議院選挙に出る話が出ていて、妻と暮らす、今度中学生になる、娘の加奈子からは、反対するように頼まれているが、女性には甘い草平には荷が重い。
知り合いの女子高生美早からは、未亡人で財産家の母と結婚するように言われている草平。その母親の山代千絵から、薬膳研究家マヤを紹介され、探偵仕事を頼まれる。
十年前に鎌倉で失踪した女子高生、真面目で優等生な彼女には失踪の原因が見られず、事故などの気配もなく、家族や友人の努力にも関わらず迷宮入りしてる。そんな彼女が最近鎌倉で何人かに目撃されている。
その真相を調べてくれという。
周囲を取材するも手がかりはなく、諦めかけたとき、地元のタウン紙編集長が事務所で殺される。失踪女性を探す会の事務局も兼ねるタウン紙事務所。ターゲットを殺人事件に変えて調べ始める草平。編集長は男好きのする美人だが、表面とは違い、かなりあくどくスポンサーを得ている。もと社会部記者でという経歴をもつ。警官を色仕掛けで攻略してネタをつかんでいて、それがばれて退職した経歴がある。そんな矢先、彼女の愛人と思われる鎌倉の老舗の主が、タウン紙の事務所で自殺。商売でいんちきをしていて、マスコミに追求されかかっていた。自殺に先立ち、愛人の編集者を殺した無理心中と思われて、一件落着かと思われたが。
草平はいくつか気になることがあり、さらに調べを進めて、真犯人と動機、さらに女子高生失踪の真相にたどり着くも、一切を闇に葬る。
女難の相がある探偵の謎解き。