サイメシスの迷宮シリーズ第2作。都内で起きた女児殺害事件。現場の様子から、羽吹は8年前の女児連続殺人を模倣していると気がつく。その時の犯人入谷謙一は服役し、二ヶ月前に獄中で病死している。模倣したとすれば、謙一の周辺にいた人物が怪しいと、相棒の神尾と関係者を聞き込みに行く羽吹。
その最中に、第二の女児殺害事件が起こる。手口に微妙な違いがあり、連続殺人とも言えず、同じ所轄に2つの捜査本部が立ち上がる。
2つの事件の違いが気になる羽吹は、超記憶の能力を駆使して、事件の真相に迫る。そしてたどり着いた犯人は、最初の事件は幼児の父親だった。2番目の事件は、模倣されたことに触発された謙一の弟の俊だった。しかも、兄の事件も実は俊が真犯人だったとわかる。弟思いの兄が罪を庇って服役し、獄中死した。
その後、羽吹は、小学生時代の同級生と20年ぶりに再会し、奇妙な話を聞く。
前回の事件の現場に書き残されていたニコニコマークが、羽吹が誘拐される前に、その同級生の旅のしおりに書き残されていた。しかも、そのマークを逆さに見ると、羽吹の名前になる。その男が誘拐犯か?そいつは今も羽吹を監視しているのか?