昨夜は結局、深夜1時半までに、一気に最後まで読了。最初は猟奇的な殺人で、少し嫌な感じだったが、後半は主人公と共に犯人探しに巻き込まれて、最後まで。
ため池近くの植え込みに、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が見つかる。
死因は頸動脈を薄い刃で切られたことが原因だが、それ以外にも上半身に多くの傷があり、さらに下腹部には切り込みがある。一体何のための切り込みか?
近所の人にすぐに見つかるような場所になぜ捨てられたのか?
警視庁捜査一課の警部補姫川玲子は、そんな疑問を抱きながら捜査をする。
高校生の時に、自宅近くで暴行された経験がある姫川。落ち込み、将来を絶望していた彼女を励ましてくれた女性警官。犯人逮捕の際に殉職した彼女のために、同じ警官となって生きなおすことにした姫川。今でも暑い夏の夜の悪夢に怯えることもあるが、刑事として犯人逮捕に突き進むことで、それを克服しようとしている。
死体遺棄の状況や、最近聞いた池にすむ人を殺す微生物の話から、姫川はある仮説を思い付く。死体を専門に池の中に沈める役割のものがいて、そいつが奇病のために池で死に、遺体を沈め損ねたのではないか。下腹部の傷は、発生する腐敗ガスがたまって、遺体を浮上させるのを止めるためにされた処置ではないか?
さらに、池の中にはすでに沈められた遺体が他にもあるのではないか?
姫川の建言で行われた池の中の捜索により、新たな遺体が見つかる。
2体の遺体の身元は後にわかるものの、二人とも真面目な社員で、特に恨みを受けている様子もなく、二人にも接点が見つからず、犯人像がなかなかつかめず、捜査は膠着状態となる。
そして、埼玉の池で、更なる同じ状態の遺体が発見される。
被害者の一人の友人が思い出した被害者の言葉、ストロベリーナイト。
その言葉がネット上で話題になっていることがわかる。書き込みしてる人物の素性を知ろうと、姫川の部下は単独で、裏世界の情報屋に金で依頼する。そして、その答えがわかったものの、直後、犯人により殺害される。
刑事殺害のニュースを知り、姫川に接触してきた情報屋を、姫川のライバルがさらってしまい、犯人に肉薄することになる。一方、亡き部下のことを調べていた姫川は犯人に捕まり、あわやというときに、ライバル刑事が間に合い、なんとか犯人逮捕に至る。
そして明らかになった犯人とその黒幕。衝撃的な人物だった。
姫川の活躍をもっと夜みたいと思うものの、こんな残酷な殺人をまた読むのも嫌だなと言う思いもあり、迷っている。短編集を含めて、姫川シリーズは数冊出ている。あまり刺激的でない殺人の作品はないかな?