なんとか最後まで読んだものの、なんかいまいち楽しくない。
仕事休みの今日、何か疲れがたまってるのか、朝からぐったりして、ともすれば横に転がっていた。
雨は明日からと思っていたら、午後になって小雨が降りだす。
東京都の外れ、多摩に近い田舎の町の警察署には、問題のある警察官が寄せ集められたかのように、問題ある警察官が多い。主人公は一応、生活安全課の捜査員である砂井三琴。上司に楯突いたために、不倫してると言いふらされて左遷された。今は、のんびりした田舎の警察官に満足している三琴。
そんな三琴が関わる事件を描いた連作短編集のようだ。
最初の事件に登場するのは、この地域のもと地主である箕作家の唯一の生き残りである80才の老婆。彼女が引ったくりにあったり、詐欺にかかったり、事件の捜査を始めた三琴は、老婆にも秘密があることに気づくも、知らんふりして何ほどかのキャッシュバックを得ている。
現市長と新人候補の女性の対立に関わることになった三琴。上司は市長派で、強引に対立候補の粗を探して逮捕しろと言うが、納得できない三琴は。
3番目の作品では警察官一家同士の結婚披露宴が描かれる。夫にも妻にもそれぞれ問題があり、その対処に追われる新婦の姉。最後にその姉が尼僧だと明かされる。その姉の対処法が殺人も辞さないというもの。
4番目の作品では清掃サービスの一行に、新人と称して、三琴が同行する。盗賊の狙っている家を見つけるために、登頂装置がないかどうかを、密かに調べたいと頼まれて。そんな三琴の行動に不審を抱く清掃会社の女社長。
水上家ももとは大家族の本家だったが、今は次女の老婆が跡を継いでいる。その後継者をめぐって、葬儀に集まった一族間に問題が話に出る。喪主を勤めた長女の息子は、遺産しか眼中にない様子。問題があるものは一族総出で始末する。
最後がタイトル作。ケータリングサービスをしている女性は裏で殺し屋をしている。仲介業者の秘書からの新たな指令は、前回と同じ地区。目撃者がいると怪しまれると危惧する殺し屋ローズマリー。もと大会社の役員だったターゲットは古希に近い年で、40代の隣家の女性との再婚を発表していたが、直前になって取り止めたいと殺しを依頼してきた。
植物状態の弟の声が絶えず聞こえて会話するローズマリー。20年前に起きた連続殺人事件。疑われて逃げようとした弟は交通事故で、植物状態になった。隣家の女性は幼馴染み。婚約者の死体を発見し、精神が不安定になり、弟のいる病院へ入った。それを追うようにして来た警察官三琴。彼女は病院のいかがわしさに気づく。婚約者の女性が病院に火をつけて言う。自分が連続殺人を起こすのは病気だと。その原因は彼女の弟だったといい、殺そうとするも、三琴に殺されてしまう。弟の濡れ衣を晴らすために、婚約者の自白を聞いたことを三琴に確認するが、三琴は拒否。それでは警察の失態を公にしてしまう。問い詰めると、もう一人の殺し屋を知っていると。殺し屋ローズマリーの正体を知っているとほのめかす三琴。何も言えなくなる。