特捜7シリーズの作品。
警視庁捜査一課七係には個性的なメンバーが集まっている。彼らの活躍を描いた作品。
10年前大金強奪事件に成功した一味は、仲間の一人を殺して分け前を増やすと共に、互いを牽制するために、盟約を結んだ。
最初の事件は定年退職し一人暮らしの老人の家の庭で見つかった変死体だった。頭を首まで包帯で巻かれ、口の中には保冷剤が押し込まれ、絞殺されていた。
最初は身元もわからず、捜査は難航するも、被害者の高級な衣服に隠しポケットがあり、中に鍵があった。
民間の貸倉庫の鍵だとわかり、調べてみると、契約者から被害者の身元が判明。個人投資家でかなりの資産がある。貸倉庫の中には、ホルマリン浸けにされた男性の小指が、さらに被害者以外の二人の人物が写る写真があった。
自宅を調べてみると、16ヶ所に黒丸がつけられた都内の地図があり、その一つが遺棄現場だった。
それらはどんな意味があるのか?
そして、同様に黒丸がついた場所から第二の変死体が見つかり、状況も似ている。
さらに、最初の被害者の息子が誘拐され、身代金の要求電話がある。誘拐事件の捜査には特殊班であるSITが当たり、殺人捜査の七係と必ずしもうまく連携がとれない。
さらに第三の現場には相討ちになった被害者と犯人と思われる変死体が見つかる。
捜査本部で、筋読みを任された七係のエース、イケメンの岬。相棒を申し付けられたのは、所轄の応援として本部に配属された葛西署の女刑事里中。似顔絵が得意で、人間の顔に異常に興味を示す。さらに、変な小物を持ち歩く変わった面も持つ。彼女に即発されて、慎重派の岬はついに、事件の筋読みに成功し、犯人を逮捕する。その正体は意外なものだった。盟約を結んだ仲間割れではなく、10年前に最初に殺された仲間の敵討ちだった。