雑木林の中で若い女性の変死体が見つかる。一見首をつろうとして、落ち、岩に頭をぶつけて死んだかのような状況で、警察は自殺に傾いていた。
定年間近の老刑事帯広は、その顔を見て見覚えがあるのに気づく。最近窓際になり、近所を散策していて見つけた喫茶店。都会砂漠のオアシスのような喫茶店で見かけたことがある。しかも店に捨てられていた彼女の飼い犬を彼が引き取っていた。女性の名前を知って、さらに思い出す。昔、一度だけ誤認逮捕をしたことがある。被疑者は無実を訴えていたが、病死した。後に真犯人が見つかった。その被疑者の娘が彼女だった。
自殺にしては不審な点もあることから、帯広は彼女の事件に関わることに決め、捜査本部に参加する。担当は顔見知りの刑事棟居がいる那須班。
最初は身元もわからず五里霧中だったが、丹念に被害女性の周辺を捜査していくことで、次第に彼女の正体に近づいていく。
彼女は妊娠していた。その相手の男は誰か?
喫茶店で顔見知りになった常連たちも過去に何かしらの影を背負っていたが、そのためか、彼らも事件捜査に協力してくれる。
被害女性と知り合いだと思われる女性の失踪事件を手がかりに、彼女たちが政財界の偉い人たちを相手にする高級コールガールだということがわかる。そして失踪女性のことはわかったものの、肝心の女性のことは一時絶望的になるものの、執念の捜査と偶然の発見により、ついに真犯人にたどりつく。
とにもかくにも、真相が究明され、犯人逮捕までいったことで、カタストロフィは得られた。