新人刑事一之瀨のシリーズ第2作。
刑事なりたてに捜査本部が立ち上がる殺人事件を経験した一之瀨だが、その後1年は本来の千代田署の日常を送った。そして、再び殺人事件に出くわしたのが今回の事件。
皇居周辺でジョギングを楽しんでいた女性が、続けざまに背後から来た何者かに、後頭部を殴られて、怪我をする事件が起こる。現場は皇居の西側で、所轄は世田谷書。とはいえ、ジョギングコースは皇居の回りを一周していて、当然千代田署の管内もある。そのため、二度の傷害事件が起こったのは世田谷署の管内ではあるが、千代田署も捜査に協力することになり、一之瀨も参加。
通り魔の犯行と思われ、犯人捜査が進まない中、第三の事件が起こる。女性タレントが襲われる。走るタレントとして有名になりつつあるタレントで、事件後も走るのをやめる気もなければ、怖がってもない様子。
彼女の警護を担当した一之瀨、世田谷書にいる警察学校時代の同期で、体育会系刑事若杉と相棒にされる。
通り魔か?怨恨によるものか?わからず、捜査が進まない中、ついに第四の襲撃があり、殺人事件となる。捜査本部も立ち上がるも、一之瀨は希望して単独で女性タレントの警護と捜査につく。彼女の裏表がある顔や態度に不審を抱き、調査を行う。
そして、ついに再度襲われたタレントを助け、犯人を現行犯逮捕した。
最初の2件の犯人は別に見つかり、タレントを襲った犯人も見つかったものの、殺人事件の犯人が見つからない。
被害者はタレントと背格好がにていて、衣服もタレントと同じだった。もしかして、タレントと間違って襲われたのではないか?それを立証するために、タレントと犯人の関係を掘り下げて調べる一之瀨。犯罪動機を追い求めた一之瀨は、黙秘する犯人から誤認殺人の自白を導く。女性タレントのモアハラをさらに追求したものの、結局は実証できず、完敗した一之瀨。