短編のミス テリーは、どちらかと言えば苦手で、アンソロジーなどは好きな作家の作品以外はあまり面白くないのが多いが、これはさすがに優秀作品ばかりを集めているからか、馴染みのない作家や暗いなテーマの作品も一応最後まで読ませるだけの力作が多い。
収録作品は15編。
長岡弘樹「傍聞き」
蒼井上鷹「堂場警部補とこぼれたミルク」
初野晴「退出ゲーム」
逢坂剛「悪い手」
佐野洋「選挙トトカルチョ」
今野敏「薔薇の色」
柴田哲孝「初鰹」
新津きよみ「その日まで」
新野剛志「ねずみと探偵」
沢村凜「人事マン」
西村健「点と円」
田中啓文「辛い飴」
薬丸岳「黒い履歴」
黒田研二「はだしの親父」
法月綸太郎「ギリシャ羊の秘密」
この中で読んだことがある作品は、初野さん、今野さん、新野さん、田中さんの4作。いずれも長編などの一部として読んだものだが。その他で、いいなと思ったのは、長岡さん、沢村さん、西村さん、黒田さんかな。彼らの作品なら、もう一度読んでみたいなと思う。