3年前に完結したシリーズ 、居眠り磐音江戸双紙の、決定版が文春文庫で、2月から刊行されるのを機に、書き下ろされた短編集。磐音と奈緒の関わりを、奈緒の誕生した時から、磐音が江戸修行から帰藩する前までを描いた5編。
磐音は最初から磐音だった。年の違う3人の友の中で、最初から長兄の風格があったことがわかる。それは家格が一番高いということもあるが、父譲りの老獪さがあったからかもしれない。
生まれたばかりの奈緒が、頬をつついた磐音の指を握りしめるという、最初の出会い。
城下の剣術道場主、中戸信継に入門を許された経緯。
豊後の諸藩で行われた剣術試合で、見事勝利を得た磐音。
剣術修行と共に、磐音が期待された藩政改革。
そして、運命的な神田神保小路の佐々木道場への入門。
そして、この後に、シリーズが始まる。新たに刊行されるシリーズの決定版を買って読みたい気もするが、やはりやめておこう。全巻51巻は長すぎる。何より金がかかる。
むしろ、今持っているシリーズを読み直す方がいいだろう。とはいえ、本が溢れるほどあって、それができるかどうかは悲観的。昔買い集めた池波正太郎さんの鬼平も、読み直すつもりで、手放さないで持っているが、いまだに果たしていない。