「マイ・ディア・ポリスマン」続編。
東京のとある町にある交番、東楽観寺前交番。そこに勤務する若いイケメン警官宇田巡。警察学校時代に優秀さを認められ、最初から警視庁の刑事に配属された彼が、なぜか交番勤務に左遷された。
交番のある町で由緒ある寺の跡取り息子の行成とは同級生の仲。近所に住む女子高生あおいと杏菜の仲良しと知り合い、二組のカップルができた。
その二人の女子高生が卒業する日から話は始まる。帰り道で交番に立ち寄ろうとした二人
。あおいは女子高生ながらプロの漫画家でもあるとともに、祖母譲りの天才的なスリの技も持つ女子高生。そのために、周囲の気配に敏感で、気づいてしまった。交番を監視する男がいることを。素性を知ろうとスリ取ろうとした胸ポケットに、警察手帳があるのを知ってしまった。交番警官の巡を監視する刑事。
巡の左遷の理由は誰も知らない。困ったあおいは、町に住む金貸しの老女さくらに相談する。彼女の親しい男が今は政界のトップにいるほど、町の影の実力者。さくらは、近くの団地に住む退職した警官浜本に、警察内部の事情を調べてもらう。
あおいもまた、巡とのデートの際、周囲をカメラ撮影して、問題の男をキャッチする。その男は巡の警察学校時代の仲間で、優秀な警官。どうやら監察官になっているらしい。
巡を最初に刑事にしてくれた上司の同僚に、暴力団との癒着があり、その証拠を巡が隠し持っているらしい。それを狙っているようだ。公にされない警察上層部の不正。
そんな立場になった巡を守るために、仲間たちが協力して、解決に乗り出す。
それとは別に、町でいくつかの怪事件がもちあがる。幽霊を見て逃げ出し、落とした荷物をなくす被害が続く。さらには団地でUFOが目撃されたり。こちらは荷物が戻って事件にはならなかったものの、ついには真相がわかる。ミュージックビデオの撮影に協力する若者二人が善意で企てた企画の失敗が原因だった。団地に住む老人のために、高性能なドローンを開発しようと実験していただけだった。雨に濡れないように被せたカッパのせいで、白い幽霊が飛んでるように見えて、人を驚かせたのだった。