BISビブリオバトル部シリーズ第4作。
最初はビブリオバトル部で取り上げる作品に興味があって、読み始めたシリーズだが、昔一時はまったことがあるものの、最近は全く読まないSFが、メインになっているために、この4作もずっと読まずにいた。
改めて読み終えてみると、名前の上がっている作品、特にSF作品はもうすでに、忘れるほど興味がもてない。
それでも楽しめたのは、シリーズものとして馴染みになったメンバーたちの、青春小説として、楽しめたからだろう。
SFオタクで、風采の上がらない空が、今回は仲間の二人の男性から恋を打ち明けられて、三角関係に悩むという話がメインになっている。
中学時代にいじめを受けて、自殺も考えた空を救ったSF作品。母親を事故死でなくした空の生き甲斐となったSF作品。
今回はバイトしてる近所の蕎麦屋に、中学時代のいじめの張本人が現れ、またも彼女をバカにし、暴言をはく。折しも同席していたビブリオバトル部の面々。空を張り合う二人の部員武人と銀が、相手のボスと決闘という場面になりかけるも、空の言葉と店主の言葉で思いとどまる。いじめの仕返しに暴力をふるっても、解決にはならないし、禍根を残す。店主は断固として、警察沙汰にすることで、彼らの学校や両親に明らかにすることで、対処する。
物語の最初に空に告白し、デートを始めていた銀。それに触発されて、改めて空への思いを自覚した武人が、この決闘場面で、はじめて空への気持ちを、俺の恋人だと告白する。
タイプの違う二人の男たちから告白された、初めてのモテ期を迎えた空。
その決着をどうするか?
二人の男たちは、ビブリオバトル部の発表で決着をつけることにする。空が読んでみたいと思い、投票した方が勝ちになり、負けたものはすっぱりあきらめて、部もやめると。
二人の決着に薄々気づいた空が、第三の道として選んだ方策は何だったのか?

最後のエピローグに、見慣れない少女が出てくる。千葉の田舎の高校の生徒で、ビブリオバトル部にいて、SF好き。地区大会を勝ち上がり、関東大会に出る様子。もしかして、そこで、空と対決することになるライバルをのせたのか。次回作では、SF好きな二人の対決が、関東大会の場で見られるのだろうか?
またしても、紹介される作品は、SFなんだろうな。どうするか?読むかどうか?