4分冊の文庫版、第2から 4までを一気に読了。
黒狼を率いて森の奥に踏みいっていったヴァン、彼の跡を追い、追いかけていったサエ、ユナ、トマと智陀の4人。彼らがどうなったのか、それは語られないまま。無事に再会できたのかどうか、ヴァンはもとに戻れたのかどうか。気になるが、想像するしかないのだろう。
黒狼熱の秘密にたどり着いたホッサル。その影で黒狼を使い、恨みを晴らそうとした辺境民たち、火馬の民。ヴァンたちに妨げられた火馬の民が最後に仕掛けた勝負の相手は、帝国ではなく、自分達を追い詰めた同胞であるはずのモルファ、跡追い狩人だった。
将来のオタワル医学の存続をかけて、それに協力したホッサルの祖父。
病には人に生き死にだけではなく、個人的にも社会的にも様ざまな事情がからにつく。
病とは何か?そんな大問題を背景に紡がれた物語。ヴァンとユナ、ホッサルとサエ、魅力的な登場人物たちの出会いと交差、彼らの未来を想像させる物語。