昨夜から読みはじめて、今読了。
酔いどれ小藤次の新シリーズの第12作。もうそんなになるのか。先月出た第11作で話に出てきた小藤次親子の将軍に会う話が最初の山場。家来との勝負を言い出されては面倒になると見越して、前もって画策した小藤次は、酒の大盃を飲み干す芸を見せたり、投げあげた紙を細かに切り分けて、雪に見立てる芸で、窮地を脱する。
将軍ばかりでなく、大名方にも見物されたために、その後大名方から祝儀として酒樽を送られた小藤次。あまりの多さに困惑した小藤次が考え付いた処理法。
駿太郎が赤ん坊の頃、もらい乳をして知り合ったおさと。彼女の舅が今は引退した花火職人の名人だった。おさとの亭主は大工になったが、弟が花火職人に。しかし、その弟のしくじりで、名人は片手を失い、引退した。その名人の技は工房の誰にも伝えておらず、小さな花火屋は店じまいするしかない。しかも名人の寿命は夏まで持つかどうか。なんとか息子に技を伝えて、花火を見て死にたいという名人の思い。おさとに頼まれて、その世話を課って出る小藤次。
深川の先代の名主の供養の席で、歌舞伎役者7代目團十郎と知り合い、義兄弟の縁を結んだ小藤次。その団十郎が町奉行所の悪役人の美人局に引っ掛かり、困惑しているを知り、一肌脱ぐことになる小藤次。
もともと小藤次の刺客として現れた侍の遺児だった駿太郎。その両親の故郷が丹波笹山だとわかっていた。その地の殿様が、これまで何かと協力してきた老中青山だったことから、騒ぎが一段落したとき、小藤次、りょうの夫婦と駿太郎に、彼の実の両親の墓参りの話が持ち込まれる。その様子が、次回作になると思われるが、もうすぐにでも読みたい気がする。
少なくとも半年は先のお預けかな。