むし暑さに参る。外には涼しい風が吹いていて、木陰で風に当たりながらのんびりできたら、気持ちいいだろうが。
朝一番にコンテナの荷下ろし。ただ数量が少ないので、1時間もかからず終わる。
今日は注文がかなり来ていて、まずは出荷の準備。大阪に68個、その他が合わせて40個と、全部で100個余りも今日はあった。伝票と送り状を作り、昼前に出荷を終える。
午後は取り置き商品を作るために、セット組、検品、シール貼り等をして過ごす。最近の出荷で取り置き商品が減ったので、その補充のために。
仕事帰り、県立図書館へ。
今日が返却日の1冊を返す。
最後までは読めなかった。日曜に、8割くらいは読んだものの、最後の方が気に入らず、結局読まなかった。
「はじまりのうたをさがす旅」。
オーストラリアの原住民アポリジニーは、各地を旅して、その体験を歌にして、各部族が語り伝えてきたという。
真珠採りの出稼ぎに戦前オーストラリアに行き、戦時に収容所にはいることを拒否して、アポリジニーのなかに埋没した男。アポリジニーに慕われ、家族をもち、莫大な資産をつくったという伝説の男。彼が死に、その遺産の継承者として指定されたのは、彼の孫世代以降の子孫たち。彼が昔、アポリジニーのようにして、各地を旅した跡をたどり、新たな歌を生み出し、その優劣によって、遺産相続者が決まるという。
大学を出て就職したものの、歌うことを捨てられず、ストリートで歌っている主人公は、伝説の男の日本でのひ孫。
はじまりのうたをさがす旅に出た男のはなし。ここまでなら、ロマンがあっておもしろそうなのだが、現実は厳しい。近代化するアポリジニー、ひそかに行われていたウラン発掘と原子力問題。そういった現実が後半では出てきて、読むのがしんどくなった。
ただ、アポリジニーにまたすこし興味を覚えた。
だから、新刊として掲示されていた本に、興味を覚え借りることにした。トレイルズ、歩くこと。そんなタイトルの本。社会学、歴史、哲学で思索された動物と人間の一生の中心を占めるトレイルという存在に関する思索。
カバー裏にかかれたワシントン・ポストの紹介文で読みたくなった。
今日借りた本
ロバート・ムーア
「トレイルズ
<道>と歩くことの哲学」
A&FBOOKS、201801-201803
中沢けい
「楽隊のうさぎ」
新潮社、2000