俳句甲子園という高校生による全国大会がある。俳句の町である四国の松山、そこが決勝と、四国地区の予選会場となる。
松山に程近い瀬戸内海の島、五木島。ここには分校ではあるが高校もある。しかし住民の減少で生徒も減り、一年生の募集も打ち切られた。2年後には廃校となる五木高校分校3年の航太が主人公。
彼は早くに母をなくし、和菓子屋の父と祖母と暮らす。見慣れた和菓子作りが好きで、父の跡を継ぐつもりで、進路についてあまり真剣には考えてない。島の将来に悲観的な父は跡を継ぐことに反対している。
5人しかいないバスケット部のキャプテンである航太と1人の部員が怪我のため、最後の大会に出ることを諦めた航太。
ひまをもてあます航太に近づいてきたのが、
最後の思い出つくりに俳句甲子園参加を一人
以前から呼び掛けていた、みかん農家の娘河野日向子。航太の幼馴染みの恵一が俳句好きのため、仲間に引き込もうと航太に近づいた。
漁師の息子のくせに船に弱い恵一。航太とは反対の理由で父と不和。
情報を集めるのが趣味の斎神社の息子で2年生の和彦。彼の情報から候補に上がった2年の女子、来島京。実家は松山なのに、家族と離れ、祖父と島に暮らす京。部員一人の文芸部。

それぞれ家庭や将来に悩みや問題をかかえる5人が仲間となり、初出場の俳句甲子園に挑み、結果は敗退したが、それ以上の大きな経験、楽しみ、将来への目的を見いだしていく。
青春学園物語が俳句を通じて描かれていて、
なかなか面白かった。