「東海道中膝栗毛」で人気の戯作者となった十返舎一九、若い頃は女出入りが絶えなかった男も、今や酒浸りで、貧乏暮らしのまま。
一九の娘、舞にはたえられない。年頃になった彼女の願いは、商家の若旦那か武家に嫁入り家族と離れること。
自宅には父の他に、当代の人気絵師葛飾北斎の娘、栄も婚家から逃げ出して、居候。絵を描くこと以外では何もしないし出来ない奇人。
さらに一九が若い頃に仕えた駿府から来た浪人、今井尚武が一九の押し掛け弟子として、居候。
タイトルは厄払いの文句、奇人気まぐれきりきり舞いから。
父親一九に勝手に尚武のいい名付けにされて、腹を立てながら、男を物色する舞の回りで、次々に起こる騒動を描いている。
さらに元は武士だとは聞いてるが、詳しい来歴を知らなかった舞だが、一九と尚武のあやしい素振りから、ついにそれを知る舞。苦しい半生を知ると、一概に父を拒否できない。
続編の最後には、舞は尚武の嫁となり、父の近くにいることを決める。
奇人の老人同士の一九と北斎。ともに晩年まで娘をそばに置いていた点でも同士だった。
余りの奇人んぶりに、最初はそれほどおもしろくなかったが、最後まで読んでみると、けっこう面白かったし、興味深い。
一九の娘、舞にはたえられない。年頃になった彼女の願いは、商家の若旦那か武家に嫁入り家族と離れること。
自宅には父の他に、当代の人気絵師葛飾北斎の娘、栄も婚家から逃げ出して、居候。絵を描くこと以外では何もしないし出来ない奇人。
さらに一九が若い頃に仕えた駿府から来た浪人、今井尚武が一九の押し掛け弟子として、居候。
タイトルは厄払いの文句、奇人気まぐれきりきり舞いから。
父親一九に勝手に尚武のいい名付けにされて、腹を立てながら、男を物色する舞の回りで、次々に起こる騒動を描いている。
さらに元は武士だとは聞いてるが、詳しい来歴を知らなかった舞だが、一九と尚武のあやしい素振りから、ついにそれを知る舞。苦しい半生を知ると、一概に父を拒否できない。
続編の最後には、舞は尚武の嫁となり、父の近くにいることを決める。
奇人の老人同士の一九と北斎。ともに晩年まで娘をそばに置いていた点でも同士だった。
余りの奇人んぶりに、最初はそれほどおもしろくなかったが、最後まで読んでみると、けっこう面白かったし、興味深い。