ざっと最後まで目を通したが、松井さんが歌舞伎と関わった部分は、あまり関心が持てず、拾い読み程度。
京都の老舗の日本料理屋一族に生まれた松井さん。跡取りではない父親は一度他家に養子に出されたが、本家に跡継ぎがなくなり、再度実家に養子入りするという数奇な運命を持っている。実の両親は仕事に忙しく、一時は未亡人の雇い人のもとで暮らしたこともあり、家族関係はうすいほうだった。老舗の料理屋で古くから歌舞伎役者といくつもの婚姻関係で結ばれていたために、歌舞伎などの芸能を見る機会もあり、引かれたのだろう。
実家は祇園のとなりということで、祇園の娘と一緒ではよくないと、両親は松井を公立ではなく、ミッション系の小中高一貫の学校に娘を入れる。そして早稲田大学に入学。劇評を通じて歌舞伎に親しみ、大学院まで残るが、学者になる気はなく、松竹に入社。そして生涯の師というべき武智に出会い、その助手として、歌舞伎台本や演出を手伝い、武智の後継者と思われたものの、師の死後、小説家に転身。
知り合った歌舞伎役者や演出家たち、彼らから得た言葉が忠告がいまも残る松井は、台詞にも気を使うという。当時のこの身分のものが話すのに不都合ではない台詞を小説の中でも気にすると。
料理屋とか梨園とか私には無縁の世界の話だから、あまりよくわからないし、正直退屈な面もあるが、最近気に入っている作家の生い立ちはやはり無視できないかな。
すでに、作家松井今朝子のデビュー作『東州しゃらくさし』や初期の大作『幕末あどれさん』は、図書館で借りている。歌舞伎界に関わる小説は敬遠してるが、いつか読むかどうか。
そう考えたら、読みかけの『吉原手引草』くらいは最後まで読むべきだな。
京都の老舗の日本料理屋一族に生まれた松井さん。跡取りではない父親は一度他家に養子に出されたが、本家に跡継ぎがなくなり、再度実家に養子入りするという数奇な運命を持っている。実の両親は仕事に忙しく、一時は未亡人の雇い人のもとで暮らしたこともあり、家族関係はうすいほうだった。老舗の料理屋で古くから歌舞伎役者といくつもの婚姻関係で結ばれていたために、歌舞伎などの芸能を見る機会もあり、引かれたのだろう。
実家は祇園のとなりということで、祇園の娘と一緒ではよくないと、両親は松井を公立ではなく、ミッション系の小中高一貫の学校に娘を入れる。そして早稲田大学に入学。劇評を通じて歌舞伎に親しみ、大学院まで残るが、学者になる気はなく、松竹に入社。そして生涯の師というべき武智に出会い、その助手として、歌舞伎台本や演出を手伝い、武智の後継者と思われたものの、師の死後、小説家に転身。
知り合った歌舞伎役者や演出家たち、彼らから得た言葉が忠告がいまも残る松井は、台詞にも気を使うという。当時のこの身分のものが話すのに不都合ではない台詞を小説の中でも気にすると。
料理屋とか梨園とか私には無縁の世界の話だから、あまりよくわからないし、正直退屈な面もあるが、最近気に入っている作家の生い立ちはやはり無視できないかな。
すでに、作家松井今朝子のデビュー作『東州しゃらくさし』や初期の大作『幕末あどれさん』は、図書館で借りている。歌舞伎界に関わる小説は敬遠してるが、いつか読むかどうか。
そう考えたら、読みかけの『吉原手引草』くらいは最後まで読むべきだな。