昨夜最後まで読んだら、深夜一時だったので寝てしまったから、今アップする。
サブタイトルに、麹町常楽庵月並の記、とある。
主人公は北町奉行で、見習いから晴れて本勤の定町廻り同心となった間宮仁八郎。奉行は、昨日読んだ一九の物語に登場した小田切。大阪町奉行として田沼時代の終焉期の混乱を見事に納めた効により、江戸町奉行に出世した。旗本である奉行の部下で秘書官のような役目を果たす内与力から呼ばれていた。行ってみると、奉行からの指示で、管轄地域にあるある庵を町廻りのついでに、立ち寄ってほしいと言う。主は大奥で身分高い方が隠居したのだと言う。平河天神社近くの庵に出入りの岡っ引き文六に案内されて訪れる。文六は庵の門番に痛い目にあったことがあり、入り口前から引き上げてしまう。
大奥を引退したものは生涯、当時と同じ扶持が与えられるそうで、常楽庵という表札がある庵は、思いの外立派な数寄屋普請。入り口には熊女とあだ名をつけた黒無地の衣服の大女がいた。中に入ると小柄で色白の年増の女中。案内されて茶室に入ると、そこには年齢不詳だが不思議な女性がいた。肩の辺りに揃えた髪、小柄で小作りな顔。一見眠っているかに見えた切れ長の目は、彼を見ると大きく広がり、若い女のように躍動する。庵主は志乃と呼んでくれという。二十四歳だと答えた彼に庵主は今はなき息子の思いででもあるかの様子。さらに彼にはなき夫に似たところがあるのだと、後にわかる。ともかく彼は気に入られたようで、庵主がたてた茶を振る舞われる。
その庵では近在の商人の娘たちが行儀見習いとしてよりあっている様子。
そんなことから出入りの娘に関わる事件が立て続きに起こることで、仁八郎は苦手だと思いながらも、頻繁に出入りするようになる。
知恵者の庵主志乃により事件を解明されたり、ヒントを与えられたりする。
最後の一編では旗本家の堕落隠蔽により、庵が多数の者に襲われるも、庵主以下三人の女性の武勇により撃退する場面まである。
庵主の気に入りは同心仁八郎と、近くに屋敷を持つお試しご用の山田浅右衛門。
庵主は松平定信が老中になったおりに、それにたてついて引退した大奥で一番の権力者だった女性とともに引退したらしい。反骨心があり、武勇にも優れ、英明な庵主を奉行は気にしている様子。
サブタイトルに、麹町常楽庵月並の記、とある。
主人公は北町奉行で、見習いから晴れて本勤の定町廻り同心となった間宮仁八郎。奉行は、昨日読んだ一九の物語に登場した小田切。大阪町奉行として田沼時代の終焉期の混乱を見事に納めた効により、江戸町奉行に出世した。旗本である奉行の部下で秘書官のような役目を果たす内与力から呼ばれていた。行ってみると、奉行からの指示で、管轄地域にあるある庵を町廻りのついでに、立ち寄ってほしいと言う。主は大奥で身分高い方が隠居したのだと言う。平河天神社近くの庵に出入りの岡っ引き文六に案内されて訪れる。文六は庵の門番に痛い目にあったことがあり、入り口前から引き上げてしまう。
大奥を引退したものは生涯、当時と同じ扶持が与えられるそうで、常楽庵という表札がある庵は、思いの外立派な数寄屋普請。入り口には熊女とあだ名をつけた黒無地の衣服の大女がいた。中に入ると小柄で色白の年増の女中。案内されて茶室に入ると、そこには年齢不詳だが不思議な女性がいた。肩の辺りに揃えた髪、小柄で小作りな顔。一見眠っているかに見えた切れ長の目は、彼を見ると大きく広がり、若い女のように躍動する。庵主は志乃と呼んでくれという。二十四歳だと答えた彼に庵主は今はなき息子の思いででもあるかの様子。さらに彼にはなき夫に似たところがあるのだと、後にわかる。ともかく彼は気に入られたようで、庵主がたてた茶を振る舞われる。
その庵では近在の商人の娘たちが行儀見習いとしてよりあっている様子。
そんなことから出入りの娘に関わる事件が立て続きに起こることで、仁八郎は苦手だと思いながらも、頻繁に出入りするようになる。
知恵者の庵主志乃により事件を解明されたり、ヒントを与えられたりする。
最後の一編では旗本家の堕落隠蔽により、庵が多数の者に襲われるも、庵主以下三人の女性の武勇により撃退する場面まである。
庵主の気に入りは同心仁八郎と、近くに屋敷を持つお試しご用の山田浅右衛門。
庵主は松平定信が老中になったおりに、それにたてついて引退した大奥で一番の権力者だった女性とともに引退したらしい。反骨心があり、武勇にも優れ、英明な庵主を奉行は気にしている様子。