本文が 430頁もの大作だが、昨夜一気に読んでしまう。気がつくと深夜三時だったので、結末の数ページを残して、今読了。

魔法製作所シリーズで有名となったテキサス出身の作家。シリーズ最新作を楽しみに待っていたら、これは新たなシリーズの始まりのようだ。
主人公は魔法製作所シリーズ同様南部アメリカルイジアナ在住のバレー教師ソフィー。
ニューヨークで女優となり主役に抜擢されてデビューしようとした妹エミリーが初日直前に失踪。妹の叫びを夢で聞いた姉ソフィーはまた妖精にさらわれたのだと直感。十数年前にもさらわれた妹を、幼い頃に妖精と知り合い、妖精界に詳しいソフィーが単身救い出したことがある。その代償にと彼女は妖精に教えられたダンスの天分を封印していた。

ニューヨークに行き、妹の部屋の上階に住む刑事マイケルと会い、妹の飼い犬ボーの安否を確認したあと、ソフィーは再び妖精界へ入る。
マイケルの妻も女優で、エミリーに似ている。どうやらエミリーと間違えられてさらわれたらしい。
妖精界ではすべてを支配する女王が消えてからは、特定の場所を統べる小粒な女王が並立していた。その一人が衰退する妖精界のために真の女王になろうと画策していた。その鍵を握るのがソフィーとエミリーの姉妹らしい。

結果としてソフィーは失われた女王の血を引く子孫であることがわかり,自らが女王になることで問題を解決する。常駐の女王がいることを嫌う魔女の依頼のため、ソフィーは通いの女王になる。

それが災いして、妖精界では新たな悪者が現れて混乱する、そんな形で次作が展開するらしい。
さらに本国では魔法製作所シリーズの新作も出たらしい。翻訳が出るのももうすぐか。新たなシリーズも楽しみになる。
現代世界と妖精界が接して巻き起こる事件や騒ぎ。何より個性的な登場人物たちの活躍が楽しみだ。エミリーの愛犬ボーが一番魅力的だな。