最初は退屈だった。浅見探偵を捜査に引っ張り出したのは作家内田。しかもいざとなると、浅見にともなって軽井沢から八尾へ行き、作家と探偵のやり取りが面白いと言うよりは、私には余計な気がして。
風の盆については、本文の説明にもある作家高橋治さんの小説で知っていた。その情緒溢れる幽幻ともいえる風の盆の観光化や地元での本家争いなどの説明を読んで、少し幻滅を感じた。
警察が自殺と断定した旅館の若主の死に疑問を抱く両親らに成り代わって、殺人事件として真相を究明しようと、作家内田は浅見探偵を引っ張り込む。
しかしやくざとの軋轢などの問題を抱えてはいても、自殺などしそうもない被害者。しかも毒殺と言うことで、出合い頭の犯行ではなく、計画的な点から、何らかの恨みなどがあったと思えるが、それが最初はまるでわからない。
被害者が日記がわりにつけていたメモを調べた浅見は、抜けている箇所があるのに気づく。しかも筆圧が残っていることから、被害者が秘密の行動をしているらしい。旅館の小火でやけどをおい、顔を隠し閉じ籠る夫人。さらに結婚前に被害者には風の盆の躍り手として有名なコンビで、相思相愛の女性がいたこと、その女性は結婚し高山に住んでいるが、風の盆で再び踊るために八尾に戻っていることを知る浅見。さらに調べていくと、その女性の夫のふるさと神岡は、被害者夫人のふるさとでもあると言う、奇妙な符号が明らかになる。
名探偵浅見が思い付いた親に結婚を許されない二組のカップルが交換結婚をしていたこと。そしてそれぞれのもとのカップルが秘密にデートしていたという奇妙な不倫に気づく。
躍りの名手の女性が今相方にしている男の踊りは、被害者によく似ている。もしかしたら生前の被害者に教えを受けていたのではないかと想像した浅見探偵は、事件当夜の状況が見えてきて、真の犯人を指摘することができた。
至芸に達したコンビの踊りには、やはり男女としての愛情があったのだろう。だから見かけは真似できても、本当の代役になれないことに気づいた犯人は、踊りの教えてである被害者を亡きものにしようとした。
嫁の異常な交換結婚を知ったものの、嫁を跡継ぎにして、事実上の夫である男を婿養子に迎えようと決めた旅館の主に脱帽かな。
最初に比べて結末はなかなかよかった。
風の盆については、本文の説明にもある作家高橋治さんの小説で知っていた。その情緒溢れる幽幻ともいえる風の盆の観光化や地元での本家争いなどの説明を読んで、少し幻滅を感じた。
警察が自殺と断定した旅館の若主の死に疑問を抱く両親らに成り代わって、殺人事件として真相を究明しようと、作家内田は浅見探偵を引っ張り込む。
しかしやくざとの軋轢などの問題を抱えてはいても、自殺などしそうもない被害者。しかも毒殺と言うことで、出合い頭の犯行ではなく、計画的な点から、何らかの恨みなどがあったと思えるが、それが最初はまるでわからない。
被害者が日記がわりにつけていたメモを調べた浅見は、抜けている箇所があるのに気づく。しかも筆圧が残っていることから、被害者が秘密の行動をしているらしい。旅館の小火でやけどをおい、顔を隠し閉じ籠る夫人。さらに結婚前に被害者には風の盆の躍り手として有名なコンビで、相思相愛の女性がいたこと、その女性は結婚し高山に住んでいるが、風の盆で再び踊るために八尾に戻っていることを知る浅見。さらに調べていくと、その女性の夫のふるさと神岡は、被害者夫人のふるさとでもあると言う、奇妙な符号が明らかになる。
名探偵浅見が思い付いた親に結婚を許されない二組のカップルが交換結婚をしていたこと。そしてそれぞれのもとのカップルが秘密にデートしていたという奇妙な不倫に気づく。
躍りの名手の女性が今相方にしている男の踊りは、被害者によく似ている。もしかしたら生前の被害者に教えを受けていたのではないかと想像した浅見探偵は、事件当夜の状況が見えてきて、真の犯人を指摘することができた。
至芸に達したコンビの踊りには、やはり男女としての愛情があったのだろう。だから見かけは真似できても、本当の代役になれないことに気づいた犯人は、踊りの教えてである被害者を亡きものにしようとした。
嫁の異常な交換結婚を知ったものの、嫁を跡継ぎにして、事実上の夫である男を婿養子に迎えようと決めた旅館の主に脱帽かな。
最初に比べて結末はなかなかよかった。