昨夜読み終えたものの、深夜1時半だったので、今夜アップしておく。
谷瑞穂さんはライトノベルの作家。思い出のとき修理します、異人館画廊というシリーズで人気の作家。
今作は少し異色か。主人公は三重県の山村出身の紬。東京の服飾メーカーに勤務。一年前に、故郷に一人住む母親が失踪したと聞いて、国許に帰った。同じ東京に住みながら、普段交流のない二人の姉とも久しぶりに再会した。
体が丈夫なのを見込まれて嫁入りした母親は、三姉妹を生んだものの、跡継ぎの息子を生めなかったことで、姑にかなりいびられたらしい。その死後、父親までが女を作り家を出た。しかも娘三人も東京に出てしまった。田舎暮らしと母親を嫌って出た。
古い布切れを集めて、バッチワークを作るのが楽しみな母親。三姉妹とも子供の頃は教えられた。
村人が山の捜索までしてくれたが見つからず、半ば諦めて東京に戻った三姉妹。
一年あまりたったある日、紬のアパートの部屋に母親が訪ねてくる。三重の山中で迷い、通りかかった東京の古本屋の店主に拾われ、連れてきてもらったという。話す言葉や身ぶりなどは母そのままだが、顔はなんか違う気がして、紬は戸惑う。考えてみると、母親の顔などまともに見たことがないからだと思う。
それにしても一年もどこにいたのかと聞くと、境界を越えて山姥の世界へ入り込んでいたという。娘たちがそちらへ迷い込まないように、お守りとなるバッチワークの小物を渡したいと東京に来たという。
普段付き合ってない二人の姉にも連絡をとり、母が本物かどうか確かめてみるが、二人も母親をまともに見たことがなく、はっきりしない。
故郷を離れ、それなりに自分の人生を送っていたつもりの三人だが、母との再会を機に、それぞれに変化が起こってくる。女を忘れて生きてきた次女麻弥には新たな恋が。一流会社に勤める夫を持ち、タワーマンションで親子で住む長女絹代。そんな夫がリストラされ、夫婦のすれ違いが起こりかけていた。自分のなかにも山姥の性があることを自覚したとき、絹代は貧しくても家族が一緒に暮らすことの大切さに気づく。
訪ねてきた母の腹に手術のあとがないことに気づいた絹代。事件に出会った母親のハサミについていた指紋から指名手配中の女性が浮かび上がり、元女優で母と友人だった女性が目の前にいる母だとわかる。
二人を探し出すために母親の実家に向かう三姉妹。
谷瑞穂さんはライトノベルの作家。思い出のとき修理します、異人館画廊というシリーズで人気の作家。
今作は少し異色か。主人公は三重県の山村出身の紬。東京の服飾メーカーに勤務。一年前に、故郷に一人住む母親が失踪したと聞いて、国許に帰った。同じ東京に住みながら、普段交流のない二人の姉とも久しぶりに再会した。
体が丈夫なのを見込まれて嫁入りした母親は、三姉妹を生んだものの、跡継ぎの息子を生めなかったことで、姑にかなりいびられたらしい。その死後、父親までが女を作り家を出た。しかも娘三人も東京に出てしまった。田舎暮らしと母親を嫌って出た。
古い布切れを集めて、バッチワークを作るのが楽しみな母親。三姉妹とも子供の頃は教えられた。
村人が山の捜索までしてくれたが見つからず、半ば諦めて東京に戻った三姉妹。
一年あまりたったある日、紬のアパートの部屋に母親が訪ねてくる。三重の山中で迷い、通りかかった東京の古本屋の店主に拾われ、連れてきてもらったという。話す言葉や身ぶりなどは母そのままだが、顔はなんか違う気がして、紬は戸惑う。考えてみると、母親の顔などまともに見たことがないからだと思う。
それにしても一年もどこにいたのかと聞くと、境界を越えて山姥の世界へ入り込んでいたという。娘たちがそちらへ迷い込まないように、お守りとなるバッチワークの小物を渡したいと東京に来たという。
普段付き合ってない二人の姉にも連絡をとり、母が本物かどうか確かめてみるが、二人も母親をまともに見たことがなく、はっきりしない。
故郷を離れ、それなりに自分の人生を送っていたつもりの三人だが、母との再会を機に、それぞれに変化が起こってくる。女を忘れて生きてきた次女麻弥には新たな恋が。一流会社に勤める夫を持ち、タワーマンションで親子で住む長女絹代。そんな夫がリストラされ、夫婦のすれ違いが起こりかけていた。自分のなかにも山姥の性があることを自覚したとき、絹代は貧しくても家族が一緒に暮らすことの大切さに気づく。
訪ねてきた母の腹に手術のあとがないことに気づいた絹代。事件に出会った母親のハサミについていた指紋から指名手配中の女性が浮かび上がり、元女優で母と友人だった女性が目の前にいる母だとわかる。
二人を探し出すために母親の実家に向かう三姉妹。