アンデルセンの伝記に引き続いて、遊佐さんのアンデルセン童話の言わば作品論を読み始めたものの、どうも気が乗らない。考えてみれば、アンデルセンに興味は覚えたが、作品を読んで感動したとか、好きになったという段階抜きでは、興が乗らないのも当然か。
気分を変えようと読んだのが、浅見探偵もの。
今回は奈良の斑鳩にある由緒がある門跡寺院の尼寺が出発点。御前様と呼ばれる主が施設から五歳の少女を養女として引き取った。その少女が中学に入る頃から周囲に不審なことがつづき、その探索を浅見探偵に依頼してきた。前作で近くの寺院で浅見探偵の活躍を聞いた尼僧が、この尼寺に縁のある浅見家の母親を通しての依頼だった。
赤ん坊の時に施設の門前に置き去りにされた櫻香の素性は施設はもちろん尼寺でも知らなかった。そのため、最初は調査の糸口もつかめなかったが。浅見は問題の根は資産家の相続問題ではなかったかと推理。折よく櫻香に近づいてきた女性に誘われるようにして、浅見は鳥羽の資産家にたどり着く。病勝ちの当主の代わりに社長を勤めるのは未婚の娘。弟に当たる長男は十数年前に自殺。どうやらその娘が櫻香らしい。行方知れずの母親も娘を施設に任せて後追い自殺。同族企業である社長には役員として叔父やいとこがおり、その誰かが櫻香を狙っているのか。
浅見はさらに母方の家系も調べていくと、こちらは京都の公家出身の資産家にたどりつく。しかも櫻香の祖母に当たる女性は、結婚後に不倫し駆け落ちして行方不明。櫻香の母紫も施設に捨てられていた。
櫻香が誘拐され身代金が要求されたとき、浅見は一縷の望みを見いだそうと、紫と駆け落ちした大学生の生家を訪ねて佐賀へ。浅見が帰る前に犯人は櫻香を解放し、事件は一応解決。
変わった名前だった駆け落ちの大学生が、後に婿養子となり姓が変わったことを知った浅見は、ようやく犯人にたどりつく。しかし、無事に櫻香も戻ったことで、それをあばくことなく治める。
天の配剤とか仏縁とか、見えないところで繋がっている人と人の繋がりを考えさせる話だった。
たまにはこんなのもいいな。
気分を変えようと読んだのが、浅見探偵もの。
今回は奈良の斑鳩にある由緒がある門跡寺院の尼寺が出発点。御前様と呼ばれる主が施設から五歳の少女を養女として引き取った。その少女が中学に入る頃から周囲に不審なことがつづき、その探索を浅見探偵に依頼してきた。前作で近くの寺院で浅見探偵の活躍を聞いた尼僧が、この尼寺に縁のある浅見家の母親を通しての依頼だった。
赤ん坊の時に施設の門前に置き去りにされた櫻香の素性は施設はもちろん尼寺でも知らなかった。そのため、最初は調査の糸口もつかめなかったが。浅見は問題の根は資産家の相続問題ではなかったかと推理。折よく櫻香に近づいてきた女性に誘われるようにして、浅見は鳥羽の資産家にたどり着く。病勝ちの当主の代わりに社長を勤めるのは未婚の娘。弟に当たる長男は十数年前に自殺。どうやらその娘が櫻香らしい。行方知れずの母親も娘を施設に任せて後追い自殺。同族企業である社長には役員として叔父やいとこがおり、その誰かが櫻香を狙っているのか。
浅見はさらに母方の家系も調べていくと、こちらは京都の公家出身の資産家にたどりつく。しかも櫻香の祖母に当たる女性は、結婚後に不倫し駆け落ちして行方不明。櫻香の母紫も施設に捨てられていた。
櫻香が誘拐され身代金が要求されたとき、浅見は一縷の望みを見いだそうと、紫と駆け落ちした大学生の生家を訪ねて佐賀へ。浅見が帰る前に犯人は櫻香を解放し、事件は一応解決。
変わった名前だった駆け落ちの大学生が、後に婿養子となり姓が変わったことを知った浅見は、ようやく犯人にたどりつく。しかし、無事に櫻香も戻ったことで、それをあばくことなく治める。
天の配剤とか仏縁とか、見えないところで繋がっている人と人の繋がりを考えさせる話だった。
たまにはこんなのもいいな。