平治の乱で破れ、のち家来に謀殺された源氏の棟梁義朝。その三男で跡継ぎだった頼朝はいまだ十代の少年。そのため死罪にならずに伊豆に流された。最初に住んだのは東伊豆の豪族伊東家に預けられた。屋敷の一室に住んで一年もたたないうちに主が急死、一族が集まって頼朝をどうするか協議した。平氏から預かった際には密かに亡きものにするように命ぜられていた。それを亡き主が悠長にしていたばかりに若死。不吉な頼朝をどうするか。下手に処置すると災いがあるかもということで、頼朝の生死は土地神に任せよう。姻族の縁で協議の末席に連なる北条時政。その領地には大蛇が出る淵がある。ならばその川の中の中洲に頼朝を閉じ込めようということになる。
伊豆の地に流されたとき、頼朝に仕えるのは母の弟である厚田神宮の宮司がつけてくれた自称神官という嘉丙。
そんなところへ頼朝を訪ねてきたのは、もと乳母だという尼僧宇野。伊東家への進物品を大量に持ってきて、娘婿である藤九郎を家来にしてくれと言う。
しかし不思議なことに頼朝には見覚えがない尼。藤九郎は知り合いだった草十郎。尼は実は頼朝の父義朝のなじみの遊君。
いずれ実際に訪れる乳母と娘婿の繋ぎの代理として来たのだと言う。
土地の豪族に疎まれ、いつ殺されるかとびくびく暮らしていた頼朝は、草十郎、嘉丙との三人暮らしを北条家の中洲で暮らしはじめて、少しづつ健康になる。生活するためには何もかも自分達でしなければならず、頼朝自身も動かなくてはならない。
草十郎の妻と言う舞姫糸世までも彼らのもとにやって来る。彼女の薦めで、占いのおばばに見てもらった頼朝は走湯権現の参詣をすすめられる。
伊東家の襲撃に遇い、家屋を失ったのを機に権現に向かう頼朝。伊東家の若君に相撲勝負を持ちかけられ、負けて土地神の大蛇がすむ洞穴に閉じ込められたが、草十郎らの助けで逃れて、権現に参拝。別当の好意でその真の姿を見る機会を与えられる。赤と白二頭の竜がむつみあう姿を見た頼朝は自身の中にもいる赤白二頭の蛇が調和することが大事だと気づく。それを自覚したとき、彼を襲った死霊に打ち勝ち、それにより周囲の目も変えていく。うとんじていた土地のものや豪族たちが好意的になり、閉ざされていた未来に明かりが見えてくる。それを確かめて、草十郎と糸世は去り、本物の乳母と娘婿安達藤九郎が現れる。
伊豆の地に流されたとき、頼朝に仕えるのは母の弟である厚田神宮の宮司がつけてくれた自称神官という嘉丙。
そんなところへ頼朝を訪ねてきたのは、もと乳母だという尼僧宇野。伊東家への進物品を大量に持ってきて、娘婿である藤九郎を家来にしてくれと言う。
しかし不思議なことに頼朝には見覚えがない尼。藤九郎は知り合いだった草十郎。尼は実は頼朝の父義朝のなじみの遊君。
いずれ実際に訪れる乳母と娘婿の繋ぎの代理として来たのだと言う。
土地の豪族に疎まれ、いつ殺されるかとびくびく暮らしていた頼朝は、草十郎、嘉丙との三人暮らしを北条家の中洲で暮らしはじめて、少しづつ健康になる。生活するためには何もかも自分達でしなければならず、頼朝自身も動かなくてはならない。
草十郎の妻と言う舞姫糸世までも彼らのもとにやって来る。彼女の薦めで、占いのおばばに見てもらった頼朝は走湯権現の参詣をすすめられる。
伊東家の襲撃に遇い、家屋を失ったのを機に権現に向かう頼朝。伊東家の若君に相撲勝負を持ちかけられ、負けて土地神の大蛇がすむ洞穴に閉じ込められたが、草十郎らの助けで逃れて、権現に参拝。別当の好意でその真の姿を見る機会を与えられる。赤と白二頭の竜がむつみあう姿を見た頼朝は自身の中にもいる赤白二頭の蛇が調和することが大事だと気づく。それを自覚したとき、彼を襲った死霊に打ち勝ち、それにより周囲の目も変えていく。うとんじていた土地のものや豪族たちが好意的になり、閉ざされていた未来に明かりが見えてくる。それを確かめて、草十郎と糸世は去り、本物の乳母と娘婿安達藤九郎が現れる。