ようやくシリーズ読破。結末はあまり劇的ではなく、あっけないというか、これだけという感がなきにしもあらずだが。
学園祭が終わり、誰もが疲れきっていた。二日の代休を寮で寝て過ごした泉水子と真響。
学園祭の終了後、影の生徒会長で歌舞伎役者の穂高は、実力を現した泉水子を学園トップの生徒で、世界遺産に値するものだと判定した。
納得したと思っていた高柳が異議を申し立て、泉水子との対決を申し出る。
彼の仲間だと思っていた留学生のアンジェリカは国際自然保護連合のもので、人類を救う世界遺産候補を見つけようとしていたことがわかる。高柳は彼女を判定人にした勝負を申し出る。これからは地方でだけでなく、世界に通じる異能を見つけないといけない。

対決は泉水子が学園に張り巡らした結界をとき、式神を大量に学園内に投入した高柳が学園内に異常を騒ぎを引き起こそうとするのに抗して、泉水子がそれを未然に食い止め、学園内に気づかせないように抑えるというもの。
高柳は陰陽師の呪いばかりかキリスト教徒の呪いまで持ち出したものの、破れる。深行と同化している霊である和宮が泉水子の深行との架け橋となるために、泉水子の願いから生まれたものだという話を聞いて、悟る。泉水子はすべてのものを繋ぐ存在になりたいと思う。陰陽師も山伏も神霊も、学園のすべてを彼女の意識のなかに囲い込む。

そして騒ぎが収まった泉水子は自分が本当にほしかったものに気づく。孤独な彼女にとって、最初の架け橋となった深行と個人的に繋がることを願っていた。

学園祭が終わり、近づく後期試験。深行に指導されながら、懸命に頑張る泉水子。なんと学園十四位に成績アップ。
そんなときに深行から留学して、自分の行く道を探したいと言われ、ショックを受ける。彼と一緒にいられる卒業までを楽しむつもりだった泉水子。
学園祭が終わり、腑抜け状態の生徒会にクリスマスパーティのイベントが持ち込まれる。執行部は今度は目立つ仮装で参加。泉水子は隠れたくてぬいぐるみに入ったものの気分を壊す。深行に渡すプレゼントが渡せない。そんな泉水子は心の内側にこそ危険があることに気づく。それを知り対処することで、騒ぎを沈める。

母親の親友で幼い頃から泉水子を診察し、観察していた女医に拉致されそうになるが深行に救われる。母親が現れて、泉水子は危険なものに狙われているが、自分であらたな姫神になることを求められる。深行きと二人で歩み出す泉水子。