警視庁特殊犯捜査係のシリーズ「ジウ」とか、剣道に打ち込む女子高生の話など、様々な分野の小説を手掛けている著者だが、あいにく私は読んだことがない。図書館には何冊も本が並んでいて、目には止まるが今一つ選ばないでいた。そんな時に目についたタイトル。
主人公は三流の私大の理学部を卒業した瀬野梢恵。北千住の片山製作所にようやく就職できたものの、理学部出なのに何も知らないし失敗ばかり。今は社長室の隣で在庫管理と伝票整理だけの閑職についている。それでも首にならないのに、本人は仕事の意欲もわかず、嫌々通勤していた。
ある日社長に呼ばれ、長野出張を命じられる。感化されやすく、発明好きな社長が今回作ったのはバイオエタノール精製装置。江戸時代のエコシステムに感心した社長は、農家が身近でエネルギーを作れないかと思い、作り上げた。
それを動かすための材料となる米を農家につくってもらうように交渉に行けという。
営業職でもなければ、エネルギー問題やエタノールに無知な彼女に場違いな社命が下る。
社長の知り合いがいる長野県へ赴き、農協に紹介された休耕田をもつ農家を回ってみるが、どこも玄関払い。地元で農業法人を経営する安岡にも、瀬野の農業に対する無知を思い知らされ、追い返される。しかし、夫人が理解ある女性で、再度安岡に会うことができる。瀬野の話を聞くと、まずは実地に農業を体験してみたらどうかという。雪に埋もれた田んぼの世話から収穫までを住み込みで体験したらどうかと提案された。
片山社長に相談すれば、やってみろとはっぱをかけられ、覚悟を決める。瀬野など会社には不要な人材だと言われた気がして落ち込む瀬野。
雪解けを早めるために、雪の積もった田畑に炭をまくことから始まる農家の手伝い。はじめは右も左もわからず、一日働くと筋肉痛に悩まされる瀬野。
きれいで明るい奥さん、東京に憧れる女子高生の娘に暖かく接しられ、法人で働く三人の男性に迎えられて働き始めた瀬野。
今まで知らなかった農業を、米ができるまでの過程と農家の作業について学んでいく。
一時東京に帰った折りに東日本大震災に出くわし、エネルギー問題についても真剣に考えるようになる。
彼女の頑張りに報いるように、最初は玄関払いをした老人が田んぼと種を提供して、ついにエタノール精製にこぎ着ける。瀬野は会社をやめ、長野で暮らすことを決意する。
主人公は三流の私大の理学部を卒業した瀬野梢恵。北千住の片山製作所にようやく就職できたものの、理学部出なのに何も知らないし失敗ばかり。今は社長室の隣で在庫管理と伝票整理だけの閑職についている。それでも首にならないのに、本人は仕事の意欲もわかず、嫌々通勤していた。
ある日社長に呼ばれ、長野出張を命じられる。感化されやすく、発明好きな社長が今回作ったのはバイオエタノール精製装置。江戸時代のエコシステムに感心した社長は、農家が身近でエネルギーを作れないかと思い、作り上げた。
それを動かすための材料となる米を農家につくってもらうように交渉に行けという。
営業職でもなければ、エネルギー問題やエタノールに無知な彼女に場違いな社命が下る。
社長の知り合いがいる長野県へ赴き、農協に紹介された休耕田をもつ農家を回ってみるが、どこも玄関払い。地元で農業法人を経営する安岡にも、瀬野の農業に対する無知を思い知らされ、追い返される。しかし、夫人が理解ある女性で、再度安岡に会うことができる。瀬野の話を聞くと、まずは実地に農業を体験してみたらどうかという。雪に埋もれた田んぼの世話から収穫までを住み込みで体験したらどうかと提案された。
片山社長に相談すれば、やってみろとはっぱをかけられ、覚悟を決める。瀬野など会社には不要な人材だと言われた気がして落ち込む瀬野。
雪解けを早めるために、雪の積もった田畑に炭をまくことから始まる農家の手伝い。はじめは右も左もわからず、一日働くと筋肉痛に悩まされる瀬野。
きれいで明るい奥さん、東京に憧れる女子高生の娘に暖かく接しられ、法人で働く三人の男性に迎えられて働き始めた瀬野。
今まで知らなかった農業を、米ができるまでの過程と農家の作業について学んでいく。
一時東京に帰った折りに東日本大震災に出くわし、エネルギー問題についても真剣に考えるようになる。
彼女の頑張りに報いるように、最初は玄関払いをした老人が田んぼと種を提供して、ついにエタノール精製にこぎ着ける。瀬野は会社をやめ、長野で暮らすことを決意する。