主人公というよりは語り手と言うべきか、彼女の名は立花令子警部補。東大を卒業し警察庁に入ったキャリア。南武蔵野警察署の副署長として赴任したものの、仕事はなく、急ごしらえの部屋に毎日通うだけ。
彼女の亡き父は警視庁の刑事として優秀で、ある事件の捜査中に殉職。警部だったが特進して警視正となった。亡き父の部下だったものたちが今は上層部にいて、令子になにかと目をかけてくれる。お陰で危険な現場に出ることもなく、暇をもて余していた。
そんなある日署長から頼まれる。先輩で、今は民間に天下りした老人が誰かに狙われていると被害妄想になっている。老人介護の経験がある令子に話を聞いてもらいに行ってほしいと。暇潰しにと出掛けた令子は、ペットの掛かり付けの獣医土井先生と知り合う。先生が連れている五歳の孫娘桃子によれば、先生は動物と話ができるのだと。
その土井先生が動物に対する幅広い知識と観察力、そしてもしかしたら本当かもしれない動物との会話により、事件とも思えない事象に事件性を導きだし、真犯人を解明する安楽意思探偵ぶりを発揮する連作短編集。
令子はその生い立ちや地位のわりには存在感がうすい気がする。むしろいない方がスッキリした物語になった気もする。
最初に出会った折りに明らかにしたのは、老人の年若い妻のヒ素投与を犬の体調から導き出す。
署長室の隣にいる令子の部屋が誰かに荒らされたよう。署長が怪しいと思っていたら、漏れ聞いた電話の言葉が気になる。まるで署長がロリコンビデオを買おうとしているみたい。令子が土井先生に相談するとたちどころに真相に気づく。署長は家族にも内緒でカメレオンをペットにしていただけ。
マンション最高階の部屋に空き巣に入った男が殺人犯として逮捕。カエルの鳴き声を聞いたという証言から、真相に気づく土井先生。空き巣を捕らえた宅配業者が真犯人だった。
ごみ屋敷ならぬ猫屋敷の始末に駆り出された令子は土井先生を誘う。先生は引きこもりの孫息子が死んでいて、遺骸を埋めた庭の臭いが近所の苦情のもとだと気づく。
亡き父の部下で令子にも馴染みの交番警官が殺され、拳銃を奪われる。緊急配備し捜査本部ができた直後に犯人が名乗り出て、一件落着かと思われたが。土井先生は犯人の足取りに疑問を呈する。銃ではなく警官殺しが目的ではないか。それは亡き父の死にも関係するのではないか?続編があるのかな
彼女の亡き父は警視庁の刑事として優秀で、ある事件の捜査中に殉職。警部だったが特進して警視正となった。亡き父の部下だったものたちが今は上層部にいて、令子になにかと目をかけてくれる。お陰で危険な現場に出ることもなく、暇をもて余していた。
そんなある日署長から頼まれる。先輩で、今は民間に天下りした老人が誰かに狙われていると被害妄想になっている。老人介護の経験がある令子に話を聞いてもらいに行ってほしいと。暇潰しにと出掛けた令子は、ペットの掛かり付けの獣医土井先生と知り合う。先生が連れている五歳の孫娘桃子によれば、先生は動物と話ができるのだと。
その土井先生が動物に対する幅広い知識と観察力、そしてもしかしたら本当かもしれない動物との会話により、事件とも思えない事象に事件性を導きだし、真犯人を解明する安楽意思探偵ぶりを発揮する連作短編集。
令子はその生い立ちや地位のわりには存在感がうすい気がする。むしろいない方がスッキリした物語になった気もする。
最初に出会った折りに明らかにしたのは、老人の年若い妻のヒ素投与を犬の体調から導き出す。
署長室の隣にいる令子の部屋が誰かに荒らされたよう。署長が怪しいと思っていたら、漏れ聞いた電話の言葉が気になる。まるで署長がロリコンビデオを買おうとしているみたい。令子が土井先生に相談するとたちどころに真相に気づく。署長は家族にも内緒でカメレオンをペットにしていただけ。
マンション最高階の部屋に空き巣に入った男が殺人犯として逮捕。カエルの鳴き声を聞いたという証言から、真相に気づく土井先生。空き巣を捕らえた宅配業者が真犯人だった。
ごみ屋敷ならぬ猫屋敷の始末に駆り出された令子は土井先生を誘う。先生は引きこもりの孫息子が死んでいて、遺骸を埋めた庭の臭いが近所の苦情のもとだと気づく。
亡き父の部下で令子にも馴染みの交番警官が殺され、拳銃を奪われる。緊急配備し捜査本部ができた直後に犯人が名乗り出て、一件落着かと思われたが。土井先生は犯人の足取りに疑問を呈する。銃ではなく警官殺しが目的ではないか。それは亡き父の死にも関係するのではないか?続編があるのかな