はじめての作家だが、略歴にある新人賞受賞作『気障でけっこうです』は図書館で何度か目にしてはいる。今度読んでみようか。
文学少女がマンガの編集部に配属されて、悪戦苦闘しながら、一人前の編集者に成長していく話。
大学で太宰治を研究していた文学少女山田が就職できたのは遊泳社。文芸書も出している総合出版社だが、漫画部門が圧倒的に強い会社。そのドル箱である若い男性向けの雑誌の編集部に配属された山田。唯一の女子社員である山田の回りにいるのは、一見がさつな男ばかり。
社員の出社は午後、漫画家と打ち合わせをして出社すると夕方近くになることも。夜遅くまで仕事するときもあれば徹夜することもまれではない。ともあれ山田は朝十時に出社することになる。マンガを読んだことがないと言う山田に最初に与えられた仕事はマンガを読むこと、電話対応、雑用。現在連載中の漫画は二十二本、自分の会社で出ているマンガを知らないでは仕事にならないから、まずは読めと。電話対応では新人の持ち込みの対応もしなければならない。
雑誌創業時から連載してるベテラン漫画家柳沼先生の担当になり、一度挨拶に向かったものの、先生の漫画に対する感想を正直に伝えたら、いきなり担当変更を電話で申し出られる。慌てた編集長と詫びに訪れると、連載をもうやめると言い出す先生。どうやら先生自身も還暦を迎え、限界を悟り、やめ時を考えていたようす。それを編集長は、おまえのせいだが、おまえのせいじゃない、と言う。
漫画嫌いな文学少女の何を気に入ったのか、山田が入社できたのは彼のお陰らしい。
次に担当させられたのは先輩が担当していた売れっ子の新人今井。覆面作家で正体を見せず、代理人を通じて原稿を渡し、注文も聞く。持ち込み時から代理人を通していた。漫画家らしからぬ構図に優れていて、人気作となる。小説以外のデザインをしない装丁家の茂田井がなぜか、今井の作品だけはデザインをしている。代理人を通じての依頼なのにレスポンスが早すぎる。そんなところから山田は二人が同一人物だと気づく。名前もアナグラム。
山田が気に入りの新人作家清水。筆が遅く連載を断る作家。彼こそが覆面漫画家今井ではないかと邪推した山田。担当の大沢と清水に接触し信頼され正体を明かされる。喫茶店主の傍らに小説を書いていたのだ。
トラウマのために漫画を拒否していた山田だが、次第に一人前の編集者に成長していく。
文学少女がマンガの編集部に配属されて、悪戦苦闘しながら、一人前の編集者に成長していく話。
大学で太宰治を研究していた文学少女山田が就職できたのは遊泳社。文芸書も出している総合出版社だが、漫画部門が圧倒的に強い会社。そのドル箱である若い男性向けの雑誌の編集部に配属された山田。唯一の女子社員である山田の回りにいるのは、一見がさつな男ばかり。
社員の出社は午後、漫画家と打ち合わせをして出社すると夕方近くになることも。夜遅くまで仕事するときもあれば徹夜することもまれではない。ともあれ山田は朝十時に出社することになる。マンガを読んだことがないと言う山田に最初に与えられた仕事はマンガを読むこと、電話対応、雑用。現在連載中の漫画は二十二本、自分の会社で出ているマンガを知らないでは仕事にならないから、まずは読めと。電話対応では新人の持ち込みの対応もしなければならない。
雑誌創業時から連載してるベテラン漫画家柳沼先生の担当になり、一度挨拶に向かったものの、先生の漫画に対する感想を正直に伝えたら、いきなり担当変更を電話で申し出られる。慌てた編集長と詫びに訪れると、連載をもうやめると言い出す先生。どうやら先生自身も還暦を迎え、限界を悟り、やめ時を考えていたようす。それを編集長は、おまえのせいだが、おまえのせいじゃない、と言う。
漫画嫌いな文学少女の何を気に入ったのか、山田が入社できたのは彼のお陰らしい。
次に担当させられたのは先輩が担当していた売れっ子の新人今井。覆面作家で正体を見せず、代理人を通じて原稿を渡し、注文も聞く。持ち込み時から代理人を通していた。漫画家らしからぬ構図に優れていて、人気作となる。小説以外のデザインをしない装丁家の茂田井がなぜか、今井の作品だけはデザインをしている。代理人を通じての依頼なのにレスポンスが早すぎる。そんなところから山田は二人が同一人物だと気づく。名前もアナグラム。
山田が気に入りの新人作家清水。筆が遅く連載を断る作家。彼こそが覆面漫画家今井ではないかと邪推した山田。担当の大沢と清水に接触し信頼され正体を明かされる。喫茶店主の傍らに小説を書いていたのだ。
トラウマのために漫画を拒否していた山田だが、次第に一人前の編集者に成長していく。