伊勢のホテルを舞台にした感動作。
ヒロイン小麦は十八歳、高校を卒業したあと、義父の経営するホテルで働くことになる。中学時代、家に寄り付かない父親に愛想をつかした母が家を出、その後父親が伊勢のホテルに勤めたため、伊勢に移住。そのホテルで火事があり、父が飛び降り自殺したことから、父が放火したという噂になり、居たたまれない小麦を保護してくれたのが、父の友人だという義父、五間岩。
そんな義父の言うことに逆らえず、義父が経営するラブホテルに勤め始めた小麦。ラブホテルとはいえ一流ホテルに負けないサービスを誇るそこで、小麦はホテルマンとしての基礎を身に付ける。
半年後,小麦は義父の命ずるまま、父が自殺した伊勢のホテルに勤めることになる。過去に目をつむらず,直視して乗り越えるように説得された。本当に父が放火したのか?なぜ自殺したのか?その謎を解くためには、現場で働くのが一番だと。
古く伊勢詣りの先導を勤めた御師の家系の祖父が、御師や伊勢講が廃止されてから財産を処分して始めたホテル。かつての伊勢講の人々が全国から泊まりに来て、一夜の夢を見たホテル。祖父はホテルを龍宮城にたとえ、客を浦島に擬した。辛い普段を忘れ一夜の夢を見る場。
夢のような素晴らしいホテルも戦後進駐軍に使われて祖父は悩んだ。そんな祖父に罠を仕掛けてホテルを乗っ取ったのが支配人をしていた塚原。その塚原も火事を出し、防火設備がなかったことで業績は落ち込み、外資に乗っ取られてしまう。今は外資ホテルチェーンの傘下にあり、支配人はアメリカ人、副支配人は地元出身だが海外のチェーンで業績を挙げてきた仲野が就任。コスト削減と料理の質を落とし、従業員も半減する厳しさ。
そんなホテルを奪い返そうと画策する塚原、支配人返り咲きを願う上原、小麦が創業者の孫と知り、近づく彼ら。父が亡き母から受け取った祖父がホテル内に封じた隠し金庫の鍵。何が隠されているのか?
小麦の客への誠意が認められたのと同時に、放火自殺者の娘という正体がばれたり、支配人と副支配人が共に解雇される陰謀が始まり、ついに塚原はホテルを買い戻すチャンスを得る。そんな彼らに待ったをかけたのは、小麦と仲野、そして義父五間岩。その場で明らかにされたのは火事と自殺の真相と隠し金庫の中身、さらに義父の正体だった。
なかなか面白かった
ヒロイン小麦は十八歳、高校を卒業したあと、義父の経営するホテルで働くことになる。中学時代、家に寄り付かない父親に愛想をつかした母が家を出、その後父親が伊勢のホテルに勤めたため、伊勢に移住。そのホテルで火事があり、父が飛び降り自殺したことから、父が放火したという噂になり、居たたまれない小麦を保護してくれたのが、父の友人だという義父、五間岩。
そんな義父の言うことに逆らえず、義父が経営するラブホテルに勤め始めた小麦。ラブホテルとはいえ一流ホテルに負けないサービスを誇るそこで、小麦はホテルマンとしての基礎を身に付ける。
半年後,小麦は義父の命ずるまま、父が自殺した伊勢のホテルに勤めることになる。過去に目をつむらず,直視して乗り越えるように説得された。本当に父が放火したのか?なぜ自殺したのか?その謎を解くためには、現場で働くのが一番だと。
古く伊勢詣りの先導を勤めた御師の家系の祖父が、御師や伊勢講が廃止されてから財産を処分して始めたホテル。かつての伊勢講の人々が全国から泊まりに来て、一夜の夢を見たホテル。祖父はホテルを龍宮城にたとえ、客を浦島に擬した。辛い普段を忘れ一夜の夢を見る場。
夢のような素晴らしいホテルも戦後進駐軍に使われて祖父は悩んだ。そんな祖父に罠を仕掛けてホテルを乗っ取ったのが支配人をしていた塚原。その塚原も火事を出し、防火設備がなかったことで業績は落ち込み、外資に乗っ取られてしまう。今は外資ホテルチェーンの傘下にあり、支配人はアメリカ人、副支配人は地元出身だが海外のチェーンで業績を挙げてきた仲野が就任。コスト削減と料理の質を落とし、従業員も半減する厳しさ。
そんなホテルを奪い返そうと画策する塚原、支配人返り咲きを願う上原、小麦が創業者の孫と知り、近づく彼ら。父が亡き母から受け取った祖父がホテル内に封じた隠し金庫の鍵。何が隠されているのか?
小麦の客への誠意が認められたのと同時に、放火自殺者の娘という正体がばれたり、支配人と副支配人が共に解雇される陰謀が始まり、ついに塚原はホテルを買い戻すチャンスを得る。そんな彼らに待ったをかけたのは、小麦と仲野、そして義父五間岩。その場で明らかにされたのは火事と自殺の真相と隠し金庫の中身、さらに義父の正体だった。
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