久しぶりの岬洋介。『さよならドビュッシー』で始まる岬シリーズ。今作で五冊目。
今回は岬洋介がいまだ高校生の頃の逸話。著者の中山さんは私と同じ岐阜県出身なんだと気づいた。
舞台は岐阜県の真ん中に新設された加茂北高校。地方であるため用地が確保できず、山を崩してそこに新設された。特色を出すために音楽科がつくられたものの、クラスにいる大部分は音楽に興味を持っているが、それで進学したり社会に出る気はない、落ちこぼれたち。
そんなクラスに転校してきたイケメンの岬。しかもピアノを弾かせたら天才的なうまさ。それでいて周囲に及ぼす自分の影響に無頓着で、小学生並みの人間関係しかできない。隣の席になり話をすることが多くて、いつか彼を守る立場になった語り手鷹村。
地元の建設会社の息子で、親のあとを継ぐよりも音楽で食べていきたいという岩倉。何かと岬を敵視して、岬をいじめていた岩倉が、嵐の日に死体で見つかる。
当日音楽科クラスは発表会の練習のために、夏休みながら校内にいた。担任教師が来ないとわかると、さぼって出ていった岩倉。
豪雨により学校が孤立してクラスが閉じ込められる。その危険を察知した岬はその前に、橋が落ちた川にまたがる電柱を伝って助けを求めて、近隣の民家に向かう。連絡によりレスキュー隊が到着して、閉じ込められた生徒と教師は助け出された。
普通なら岬は功労者としてたたえられるところが、なんと殺人容疑者として警察の尋問を受けることになる。
豪雨の中、出歩くものもおらず、死体が見つかったのが岬が助けを求めた民家の近くということで、疑われた。結局、状況証拠だけだし未成年、しかも岬自身は明かそうとはしなかったが、父親が高名な検事とわかり、帰された。
しかし犯人もわからず、グレー状態で、その才能への嫉妬もあり、クラスの者ともめる。
しかし秋の発表会での岬は演奏中に原因不明の難聴を発症し、演奏を中断。それを機に高まった殺人疑惑。岬は別の可能性を提示すると確約。
再び台風により豪雨が再現された日、岬はマネキンを使い、校内で川に突き落とされた死体が発見現場の道路で見つかる可能性を証明して見せ、犯人に自供を促す。
殺人の汚名はぬぐえたがやはりクラスとは馴染まない岬は父親の転勤で転校する。ピアノを諦めて検事を目指すと言い置いて。
そんな岬のピアニストとしての晴れ姿を十年後に見た語り手。
今回は岬洋介がいまだ高校生の頃の逸話。著者の中山さんは私と同じ岐阜県出身なんだと気づいた。
舞台は岐阜県の真ん中に新設された加茂北高校。地方であるため用地が確保できず、山を崩してそこに新設された。特色を出すために音楽科がつくられたものの、クラスにいる大部分は音楽に興味を持っているが、それで進学したり社会に出る気はない、落ちこぼれたち。
そんなクラスに転校してきたイケメンの岬。しかもピアノを弾かせたら天才的なうまさ。それでいて周囲に及ぼす自分の影響に無頓着で、小学生並みの人間関係しかできない。隣の席になり話をすることが多くて、いつか彼を守る立場になった語り手鷹村。
地元の建設会社の息子で、親のあとを継ぐよりも音楽で食べていきたいという岩倉。何かと岬を敵視して、岬をいじめていた岩倉が、嵐の日に死体で見つかる。
当日音楽科クラスは発表会の練習のために、夏休みながら校内にいた。担任教師が来ないとわかると、さぼって出ていった岩倉。
豪雨により学校が孤立してクラスが閉じ込められる。その危険を察知した岬はその前に、橋が落ちた川にまたがる電柱を伝って助けを求めて、近隣の民家に向かう。連絡によりレスキュー隊が到着して、閉じ込められた生徒と教師は助け出された。
普通なら岬は功労者としてたたえられるところが、なんと殺人容疑者として警察の尋問を受けることになる。
豪雨の中、出歩くものもおらず、死体が見つかったのが岬が助けを求めた民家の近くということで、疑われた。結局、状況証拠だけだし未成年、しかも岬自身は明かそうとはしなかったが、父親が高名な検事とわかり、帰された。
しかし犯人もわからず、グレー状態で、その才能への嫉妬もあり、クラスの者ともめる。
しかし秋の発表会での岬は演奏中に原因不明の難聴を発症し、演奏を中断。それを機に高まった殺人疑惑。岬は別の可能性を提示すると確約。
再び台風により豪雨が再現された日、岬はマネキンを使い、校内で川に突き落とされた死体が発見現場の道路で見つかる可能性を証明して見せ、犯人に自供を促す。
殺人の汚名はぬぐえたがやはりクラスとは馴染まない岬は父親の転勤で転校する。ピアノを諦めて検事を目指すと言い置いて。
そんな岬のピアニストとしての晴れ姿を十年後に見た語り手。