昨夜読み終えた。
以前読んだ『和菓子のアン』の続編。

相変わらず、アンちゃんはデパ地下の和菓子店のバイトをしている。高卒のアンには最初は何もかもがはじめてのことで大変だったが、少しづつ慣れてきて、店員として成長してきた。

和菓子の世界は奥深い。茶道等のように背景に歴史があり、自然観がある。それを覚え、和菓子の説明を客にすることも販売員の勤め。アンには幸い、頼りになる店長や先輩、同僚がいて、わからないことを教えてもらえる。それだけでなく、パソコンで調べたり、自分なりに考えていくことを怠らないアンはえらい。だからこそ店長などにも可愛がられる。

正月も半ばを過ぎると仕事も一段落。仕事休みの日曜に、デパートへいきたいと言う母のお供で、他のデパートに出掛けたアン。母親の目当ては駅弁フェア。食べることが好きなアンも楽しみだが、仕事柄、和菓子店にも興味を覚える。見かけた店では新人の男子がきごちない。しかもクレイマーみたいな男の客に困っている。その男が新人君に投げつけた言葉が気になるアン。翌日店で店長や先輩に聞いてもよくわからない。

バレンタイン前のデパ地下は洋菓子が人気。ひまになったアンは休みをとり、友達と京都へ旅に出る。雛飾りの主役の位置が関東と逆の謎。帰ってからの店に現れた上品な年配女性。季節の和菓子を求められ、さらに聞き慣れない菓子のことを聞かれ戸惑うアン。先輩の助けで判明。特注品の蓬莱山。その女性の買い物の裏には何か嫁姑の確執が見え隠れ。

不祥事のため撤退した向かいにあった洋菓子店の代わりに新たにできた店。男だけの店で働く新人は、前に見かけた若者。そんな彼と青春を感じさせる思いになるアン。その彼が投げつけられた言葉の意味に悩むアン。しかも先輩がさらに侮蔑するような発言をして驚くアン。先輩との中にひびができたような気持ち。嫉妬に似た感情が原因。

ジュースを飲みたがる娘を強引に引き離す母親。その真意はなにか。娘にアレルギーがあるのか。放射能汚染が気になり産地表示を気にする母親。

いつまでもバイトでいいのかと考え始めたアン。少しづつだが成長しているアン。ぎくしゃくしていた先輩が旅に出る前にアンに渡した創作菓子。何かのメッセージがあるようだが、それは何か。菓子のデザインから調べて、正解にたどり着くアン。先輩と仲直りできた。