シリーズ五作目。このシリーズは三作目までは、世代が異なる二人の書店員が主人公の話だったが、四作目では第三作で登場した若い女性店員にバトンタッチ。そして五作目の本書では、四作目の主人公の一人が新たにできた駅中書店の店長になり、奮闘する姿に、三作目までのヒロインの一人の夫で,出版会社の編集者の奮闘記がからんでくる。
吉祥寺店で文芸書の売り上げに貢献した店員宮崎彩加は,常磐線取手駅構内に新規出店した書店店長になる。十坪しかない店でも自分の好きな文芸書を置きたいと頑張ってみたものの、客の反応がない。駅中店では客と対話する時間もなく、店員との意思疏通もままならない。以前とは違う環境に戸惑っていた。
そんなときにバイトして雇ったニートの青年、ラノベに詳しい彼の意見を取り入れ、ターゲットを高校生に切り替えてみたら、意外と売れるし、店員とのコミュニケーションもうまくいく。
売りたい本ではなく、客が買いたい本を第一にしなくてはいけないと。
一方、漫画編集一筋だった小幡は、新たに立ち上げたラノベレーベルの編集長に任されて、苦戦する。レーベルの新人賞を募集して、有望な新人を二人見つけたものの、一人は大手の出版社に奪われる。さらに部下の編集者が作家に断りなく原稿に手を入れて印刷したことで、作家ともめ、結局業界に悪い噂を流してしまった。レーベル大賞を受賞した新人作家を売り出してヒットしなければ、レーベル自体が危ない。なりふり構っていられないと、編集者自身が営業と書店回りまでする。作品自体はいい作品だから、自信を持って勧められるが、競争相手は多いし、新入りレーベルのため苦戦する。
そんな小幡は新人作家の地元に面会に行き、彩加の店のバイト君が当の作家だと気づく。それにより書店と協力して、新人作家を盛り上げていくことで、ついにヒット作となる。しかも長年確執があった教師の父親と長男でニートの新人作家との仲を取り持つ結果になる。
巻末解説によれば、著者はデビュー以前ラノベ編集者として十年のキャリアがあり、数々の人気作を担当していたとか。だからこそ出版社やラノベ業界の説明に説得力がある。
新刊書店に足を運ばなくなったため、シリーズはニ作目くらいまでしか読んでなかったが、今作は第一作に似た状況を描いていたからか、楽しめた。
吉祥寺店で文芸書の売り上げに貢献した店員宮崎彩加は,常磐線取手駅構内に新規出店した書店店長になる。十坪しかない店でも自分の好きな文芸書を置きたいと頑張ってみたものの、客の反応がない。駅中店では客と対話する時間もなく、店員との意思疏通もままならない。以前とは違う環境に戸惑っていた。
そんなときにバイトして雇ったニートの青年、ラノベに詳しい彼の意見を取り入れ、ターゲットを高校生に切り替えてみたら、意外と売れるし、店員とのコミュニケーションもうまくいく。
売りたい本ではなく、客が買いたい本を第一にしなくてはいけないと。
一方、漫画編集一筋だった小幡は、新たに立ち上げたラノベレーベルの編集長に任されて、苦戦する。レーベルの新人賞を募集して、有望な新人を二人見つけたものの、一人は大手の出版社に奪われる。さらに部下の編集者が作家に断りなく原稿に手を入れて印刷したことで、作家ともめ、結局業界に悪い噂を流してしまった。レーベル大賞を受賞した新人作家を売り出してヒットしなければ、レーベル自体が危ない。なりふり構っていられないと、編集者自身が営業と書店回りまでする。作品自体はいい作品だから、自信を持って勧められるが、競争相手は多いし、新入りレーベルのため苦戦する。
そんな小幡は新人作家の地元に面会に行き、彩加の店のバイト君が当の作家だと気づく。それにより書店と協力して、新人作家を盛り上げていくことで、ついにヒット作となる。しかも長年確執があった教師の父親と長男でニートの新人作家との仲を取り持つ結果になる。
巻末解説によれば、著者はデビュー以前ラノベ編集者として十年のキャリアがあり、数々の人気作を担当していたとか。だからこそ出版社やラノベ業界の説明に説得力がある。
新刊書店に足を運ばなくなったため、シリーズはニ作目くらいまでしか読んでなかったが、今作は第一作に似た状況を描いていたからか、楽しめた。