名前だけは知っていたが、読んだことがなかった横関さん。やはり読まず嫌いだったのか。
プロローグで描かれているのは、母親の葬儀に現れない父にやきもきする家族や近所の人たち。昔ながらのシュークリームが売りの洋菓子店の主は夜通しで、会葬者に配るシュークリームを作っていた。主人公である次女里菜は二歳。
それから二十四年。都内の有名な洋菓子店で店員となった里菜は近くフランスへ修行にいくことになっている。そんな店先に現れた十歳の少年陽介。あとから電話があり、父が亡き母の親戚の子を預かったという。大人びて、小生意気な言葉遣いの少年は難しい本を読んでいる。修行の旅の準備をかねて、陽介と実家の店に帰った里菜。
その夜、父が外出したため陽介と近所に食事に出掛けていた里菜は思っても見なかったニュースを聞く。実家の店が火事だと。しかもそのあとで、近くの神社の境内で父親の刺殺死体が見つかったと。
誰が放火したのか?誰が父を殺したのか?別居していた里菜には皆目見当がつかない。昔は野球少年で知られた兄は高校卒業間近に喧嘩沙汰で補導され、以後定職にもつかないやくざな男と思われていた。当てにならない。
捜査をはじめた刑事がまず目をつけたのはこの兄。さらに父の知り合いで昔は近所にすんでいたが矢野。警備員などの仕事をするだけなのに家賃をためず遊んでもいる。しかも事件当日、父に追い出されているのを目撃されている。
そんな矢先、その矢野が死体で見つかり、兄らしき逃げる男が目撃されている。
昔少年野球で兄と一緒だったが、今は交番勤務の深津。最近の兄は知らないが、兄の性根は知っている。彼に殺人や放火はできないと信じ、勤務を離れ入院中なのを幸いに、里菜にあったりして、一人事件を追う。
いくつかの事件を繋ぐのは、里菜の家族の秘密だと考え、それを追求していく。陽介は十年前にガンでなくなった里菜の姉日菜の忘れ形見だとわかる。
十年前にいくつかのことが重なっている。姉日菜の死と陽介の誕生、そして父方に引き取られている。父が失踪した矢野の借金を背負いこまれたが、店を手放すこともなく済んでいる。
深津は兄の嫌疑を晴らし、真犯人を突き止める。それだけでなく、里菜の家族の秘密を暴き出し、やくざものだと思われていた兄の心と気持ちまでも明らかにして、家族の大切さを里菜に教えてくれる。
プロローグで描かれているのは、母親の葬儀に現れない父にやきもきする家族や近所の人たち。昔ながらのシュークリームが売りの洋菓子店の主は夜通しで、会葬者に配るシュークリームを作っていた。主人公である次女里菜は二歳。
それから二十四年。都内の有名な洋菓子店で店員となった里菜は近くフランスへ修行にいくことになっている。そんな店先に現れた十歳の少年陽介。あとから電話があり、父が亡き母の親戚の子を預かったという。大人びて、小生意気な言葉遣いの少年は難しい本を読んでいる。修行の旅の準備をかねて、陽介と実家の店に帰った里菜。
その夜、父が外出したため陽介と近所に食事に出掛けていた里菜は思っても見なかったニュースを聞く。実家の店が火事だと。しかもそのあとで、近くの神社の境内で父親の刺殺死体が見つかったと。
誰が放火したのか?誰が父を殺したのか?別居していた里菜には皆目見当がつかない。昔は野球少年で知られた兄は高校卒業間近に喧嘩沙汰で補導され、以後定職にもつかないやくざな男と思われていた。当てにならない。
捜査をはじめた刑事がまず目をつけたのはこの兄。さらに父の知り合いで昔は近所にすんでいたが矢野。警備員などの仕事をするだけなのに家賃をためず遊んでもいる。しかも事件当日、父に追い出されているのを目撃されている。
そんな矢先、その矢野が死体で見つかり、兄らしき逃げる男が目撃されている。
昔少年野球で兄と一緒だったが、今は交番勤務の深津。最近の兄は知らないが、兄の性根は知っている。彼に殺人や放火はできないと信じ、勤務を離れ入院中なのを幸いに、里菜にあったりして、一人事件を追う。
いくつかの事件を繋ぐのは、里菜の家族の秘密だと考え、それを追求していく。陽介は十年前にガンでなくなった里菜の姉日菜の忘れ形見だとわかる。
十年前にいくつかのことが重なっている。姉日菜の死と陽介の誕生、そして父方に引き取られている。父が失踪した矢野の借金を背負いこまれたが、店を手放すこともなく済んでいる。
深津は兄の嫌疑を晴らし、真犯人を突き止める。それだけでなく、里菜の家族の秘密を暴き出し、やくざものだと思われていた兄の心と気持ちまでも明らかにして、家族の大切さを里菜に教えてくれる。