東京湾臨海署安積班シリーズ初期の短編集。いまだプレハブの小さな臨海署。元々は警視庁直属の交通機動隊、高速道路交通警察隊の分駐所だった。そこに間借りするように置かれた臨海署は、時にベイエリア分署とも呼ばれる。その後、管轄区域の発展に従い、新庁舎ができ、警察官も増員されたが、今作ではいまだ安積班は五人だけの班。
レインボーブリッジ上に駐車されていた車の中に遺書が見つかる。飛び込みの心中かと思われ、遺体探しに周辺の各署からの応援を得て捜索されたが見つからない。安積班の須田部長刑事は最初から狂言偽装だと見抜いていた。その後、車から身元が割れ、さらに女の絞殺体が見つかり、殺人事件として捜査が行われる。
普通、警察署の上階には独身警察官の待機寮があるが、ベイエリア署は手狭なため、別棟になっている。その寮で大きな顔をしているのは最年長の中園。寮執行部の委員長に祭り上げられたおとなしい須田には、中園が騒いでも取り締まれない。そのために年下の相棒黒木に余計な苦労を掛けていた。そんな中園が犯人検挙の場で中園のピンチを救ったお陰で、おとなしくさせる。
一見性格も捜査方法も対照的な安積班の二人の部長刑事須田と村雨。そんな二人が少女のレイプ事件の聞き取りに行き、なぜか安積のもとにつれてくる。どうやら少女の話には怪しげなところがあり、班長に決めてもらおうとした。男に振られた女が仕組んだ事件だった。
警察官らしい村雨は、独特の感受性をもち、閃きと雑学が豊富な須田のような刑事を苦手にしているが、彼自身が奇妙な夢を見て気になり、一見簡単に思えた事件が逆転する様を描いている。
海辺の公園で見つかった全裸女性の絞殺死体。警視庁から本部に来た一行にはST科学捜査研究所の特捜班が一人入っていた。心理分析により、被害者の身元をつきとめ、犯人の心理分析から加害者を特定する。あざやかな手腕を描いた作。
全八作のほとんどで光っているのは須田刑事の洞察力と、安積班長の決断力か。
安心して読めるが,ともすればマンネリにも思えてくる。事件はどれも違っているから、それなりに楽しめるし,安積班の各人の活躍や成長を見守ると言う観点で見れば,マンネリとは言えないのかな。
安積班長,須田,村雨、黒木、桜井の四刑事と、速水交通機動隊小隊長。彼らの今後を期待しよう
レインボーブリッジ上に駐車されていた車の中に遺書が見つかる。飛び込みの心中かと思われ、遺体探しに周辺の各署からの応援を得て捜索されたが見つからない。安積班の須田部長刑事は最初から狂言偽装だと見抜いていた。その後、車から身元が割れ、さらに女の絞殺体が見つかり、殺人事件として捜査が行われる。
普通、警察署の上階には独身警察官の待機寮があるが、ベイエリア署は手狭なため、別棟になっている。その寮で大きな顔をしているのは最年長の中園。寮執行部の委員長に祭り上げられたおとなしい須田には、中園が騒いでも取り締まれない。そのために年下の相棒黒木に余計な苦労を掛けていた。そんな中園が犯人検挙の場で中園のピンチを救ったお陰で、おとなしくさせる。
一見性格も捜査方法も対照的な安積班の二人の部長刑事須田と村雨。そんな二人が少女のレイプ事件の聞き取りに行き、なぜか安積のもとにつれてくる。どうやら少女の話には怪しげなところがあり、班長に決めてもらおうとした。男に振られた女が仕組んだ事件だった。
警察官らしい村雨は、独特の感受性をもち、閃きと雑学が豊富な須田のような刑事を苦手にしているが、彼自身が奇妙な夢を見て気になり、一見簡単に思えた事件が逆転する様を描いている。
海辺の公園で見つかった全裸女性の絞殺死体。警視庁から本部に来た一行にはST科学捜査研究所の特捜班が一人入っていた。心理分析により、被害者の身元をつきとめ、犯人の心理分析から加害者を特定する。あざやかな手腕を描いた作。
全八作のほとんどで光っているのは須田刑事の洞察力と、安積班長の決断力か。
安心して読めるが,ともすればマンネリにも思えてくる。事件はどれも違っているから、それなりに楽しめるし,安積班の各人の活躍や成長を見守ると言う観点で見れば,マンネリとは言えないのかな。
安積班長,須田,村雨、黒木、桜井の四刑事と、速水交通機動隊小隊長。彼らの今後を期待しよう