吉原裏同心シリーズ第二十五巻。
吉原の自治組織吉原会所に若い女が現れた。道場の師範をしていた父がなくなり、一人になった娘は、昔、会所の頭取と関係があった父の書き付けを持って現れ、会所で働きたいと言う。男所帯に若い女、最初は否定的だった会所のものたちも、娘が父譲りの剣術ができ、それなりの覚悟を示したために、受け入れる。裏同心見習いとして、幹次郎が世話を焼くことになる。
吉原一の花魁薄墨太夫のパトロンとも言える札差し伊勢亀半右衛門が死病のため、密かに療養していることを聞いた幹次郎は密かに見舞いに訪れ、死後に起こる店の混乱と薄墨太夫の行く末を託される。遺言により薄墨は落籍されて、自由の身となるも、さしあたりは、幹次郎と汀女夫婦の家の居候となる。
会所の頭取の娘で引き手茶屋山口巴屋の女将玉藻はいまだに独り者。いくつか前の巻で描かれたように、父親の隠し子だと信じた男を弟のように世話していた。それが偽物とわかり、幹次郎により成敗されたものの、以降幹次郎との関係がぎくしゃくしていた。そんな玉藻に幼馴染みで好きな男がいると知った幹次郎夫婦は、お節介と思いながらも、女将と板前の仲を取り持ち、所帯をもたせることになる。
二人のメイン女性の進路が激変する今作。見習い女同心がどんな成長を見せるのか?かごの鳥から自由になった薄墨太夫改め加門麻が、これからどんな生き方をするのか?興味津々だな。
幹次郎の鮮やかな剣さばきもシリーズの魅力のひとつだが、今回はあまり見られなかった。薄墨太夫をさらおうとした小粒な悪人が出たくらい。
伊勢亀屋の死後、騒ぎが収まった四十九日のあとに、密かに墓参りに出掛けた幹次郎と麻。雨に遭い、隠居所で一夜を過ごすことになった二人はどうなるか?妻である汀女は麻の気持ちを承知で、一度くらい関係を持つことを、認めているし、幹次郎にも勧めていたが。はたして幹次郎は据え膳を食うかどうか?はなはだ興味深い。もしも関係をもったとして、一度ですむかどうか。などといらぬ心配をしてしまう。
シリーズの完結まであと何巻くらいかな。三十巻くらいで終わるか、さらに書き継がれるのか。
吉原の自治組織吉原会所に若い女が現れた。道場の師範をしていた父がなくなり、一人になった娘は、昔、会所の頭取と関係があった父の書き付けを持って現れ、会所で働きたいと言う。男所帯に若い女、最初は否定的だった会所のものたちも、娘が父譲りの剣術ができ、それなりの覚悟を示したために、受け入れる。裏同心見習いとして、幹次郎が世話を焼くことになる。
吉原一の花魁薄墨太夫のパトロンとも言える札差し伊勢亀半右衛門が死病のため、密かに療養していることを聞いた幹次郎は密かに見舞いに訪れ、死後に起こる店の混乱と薄墨太夫の行く末を託される。遺言により薄墨は落籍されて、自由の身となるも、さしあたりは、幹次郎と汀女夫婦の家の居候となる。
会所の頭取の娘で引き手茶屋山口巴屋の女将玉藻はいまだに独り者。いくつか前の巻で描かれたように、父親の隠し子だと信じた男を弟のように世話していた。それが偽物とわかり、幹次郎により成敗されたものの、以降幹次郎との関係がぎくしゃくしていた。そんな玉藻に幼馴染みで好きな男がいると知った幹次郎夫婦は、お節介と思いながらも、女将と板前の仲を取り持ち、所帯をもたせることになる。
二人のメイン女性の進路が激変する今作。見習い女同心がどんな成長を見せるのか?かごの鳥から自由になった薄墨太夫改め加門麻が、これからどんな生き方をするのか?興味津々だな。
幹次郎の鮮やかな剣さばきもシリーズの魅力のひとつだが、今回はあまり見られなかった。薄墨太夫をさらおうとした小粒な悪人が出たくらい。
伊勢亀屋の死後、騒ぎが収まった四十九日のあとに、密かに墓参りに出掛けた幹次郎と麻。雨に遭い、隠居所で一夜を過ごすことになった二人はどうなるか?妻である汀女は麻の気持ちを承知で、一度くらい関係を持つことを、認めているし、幹次郎にも勧めていたが。はたして幹次郎は据え膳を食うかどうか?はなはだ興味深い。もしも関係をもったとして、一度ですむかどうか。などといらぬ心配をしてしまう。
シリーズの完結まであと何巻くらいかな。三十巻くらいで終わるか、さらに書き継がれるのか。